そう言われるとやはりうれしい

木立前のカブ畑

木立前の道路を散歩していると、集落の男がカブの収穫をしていた。(右写真)

 

「お疲れさん。寒いのにたいへんやのお。」

「好きでやっとるんで、たいしたことないですわ。」

※ その男は私より2歳年下。
定年退職後、近くの農業法人で働いている。
暑い、寒い、休日、平日、早朝、晩方関係なく、年がら年中動き回っている。
また、いろいろな作物づくりにも挑戦し、心底農業が好きなようである。

 

「収穫時期を過ぎとるみたいやけど、何をしとるんや。」

「まだ食べられそうなカブをっとるんです。 … 安い値段になるんやけど、これがけっこう売れるんですわ。 … 実際に売ってみるとわかるんですが、安い値段でしか買えないお客さんが多く居るんです。」

「商売というよりむしろ社会貢献やな。そりゃ立派なことや。」

 

「 … 社会貢献いうたら、〇〇さん〈わたしのこと〉もいっしょです。 … もらい手のなかったジャングル〈現在私が手入れしている木立のこと〉をホントにきれいにしてしもうた。それも自腹を切って。 … 〇〇さんにとっては何の得にもならんかもしれんけど、集落の景観アップには大きな貢献になっとると思うとります。」

「ありがとう。そう思いながら見てくれている人がいると思うとうれしなるわ。」

 

道楽でしている木立の手入れなんだけど、今日のように言われるとやはりうれしいですな。

【バッタを倒しにアフリカへ】を読む

【バッタを倒しにアフリカへ】前野ウルド浩太郎著:光文社新書

【バッタを倒しにアフリカへ】前野ウルド浩太郎著:光文社新書(右写真)を読み、とくに印象に残った箇所を紹介します。

 

… 今後、私がとるべき道は二つ。日本に帰って給料をもらいながら別の昆虫を研究するか、もしくは、このまま無収入になってもアフリカに残ってバッタ研究を続けるか。決断のときが迫っていた。
… … 日本に戻り、別の昆虫の研究をするポスドクとして誰かに雇ってもらえれば給料はもらえるが、それは心底やりたいことではない。一方、このままアフリカに残ると収入はないが、自分の好きな研究ができる。夢と生活を天秤にかけてみる。 … … もし自分が去った後にアフリカでバッタが大発生しても、すぐには駆けつけられない。そんなことになったら一生後悔するのは目に見えている。 … … 後悔は私の心を一生曇らせるだろう。 … P260~261

 

著者はバッタの研究者で、アフリカのモーリタニアという国の砂漠〈サハラ砂漠〉でフィールドワークをしている。

短期契約〈契約更新なし〉の身分ゆえ、契約が切れると無収入になってしまう。

アフリカに残って研究を続けたい、というのが彼〈著者〉の本心なのだが、生活費、研究費が入らなくなったらそうも言ってられない … 。

上記の引用箇所は、その心の葛藤場面である。

 

・心底やりたいことではないけど、お金が入ってくる。
心底やりたいことだけど、お金が入ってこない。

大半の方が、人生のどの時点かにおいて選択を迫られたことがあるのではないでしょうか。

 

ちなみにその後の彼は、情熱、実績等が認められ、ある大学の研究機関にてバッタ研究が続けられることとなり、現在は国立の研究機関でお仕事をなされているとのこと。

 

今回の感想は、タイトル【バッタを倒しにアフリカへ】と少しずれるものになってしまいましたが、
著書の中身は、バッタ〈とくにサバクトビバッタ〉の生態について満載なのは言うまでもありません。
おもしろい本でした。

順番が逆じゃないの?

ネット画面より 2026 1.13 14:00PM

雪が去ったと思ったら、また強い風。

雨も降り出しました。

プレハブに籠って本を読んだり、ユーチューブを視聴したり。

 

で、ユーチューブなんだけど … 。

衆議院の解散についての番組がえらい多いですな。

有名な方々が、「解散する確率は70% … 。」「解散はほぼ必至 … 。」等、いろいろと曖昧なことを言ってますわ。

たしか3日ほど前に総務省から都道府県選管に【至急の連絡…衆院選の事務準備を】という通達が発せらているはずなんですが … 。

そりゃー、具体的な公示日や投開票日は決まっていないかもしれないけど、解散は必ずするんでしょうが。

… … ひょっとしてそう思い込んでいるのは私だけ?

 

総務省の通達の中身をネットで調べてみました。(右上写真)

… 本日の朝刊において、 … 衆議院解散 … の案が浮上している旨の報道がありました。
衆議院議員総選挙については、報道以上の情報がありませんが、… 準備を進めておく必要があります。 …
〈以上通達の抜粋〉

とありました。

 

何か頼りない表現ですな。

また、総務省が新聞社の後追いをしていて、「順番が逆じゃないの」って感じです。

これじゃ、ユーチューバーのみなさんが判断に迷うのも無理はないですわ。

民主主義の根幹ともいえる選挙については、やはり総務省がビシッと言ってくれないと。

人生どこに何があるかわからない

木立前にて  2025 1.12 14:00PM

午後になるとようやく吹雪も止みました。

心配していた大雪でしたが、10㎝程度の積雪で収まりました。(右写真)

木立をひと回りしました。

雪囲いのビニルが少しはだけ、真竹が3本折れていただけで、他はとくに変わったことはありませんでした。

何しろ寒いので〈最高気温3℃〉、木立を回ったとき以外は薪ストーブの傍らにずっといました。

ボーとして。

 

… 寒い日にただボーとして暖かいところに居られる。誰にも気兼ねすることなく …

最高のぜいたくですわ。

 

暖房に燃料費がかかっていないことも見落とせません。
〈ストーブ本体や煙突などには若干お金がかかっていますが〉

もし薪ストーブではなく、灯油や電気を使う暖房器具だったら、悠長にボーとなんかしてられませんな。

灯油代や電気代をしょっちゅう気にし、最低限の暖かさで我慢しながら過ごしていると思います。

※ 木立前のプレハブ〈5m×5m×2,3m〉で、薪ストーブの代わりに灯油や電気の暖房器具を使うとなると、ひと冬に15万円前後の暖房費がかかります。

 

13年前に、〈いま手入れをしている〉木立をもらってくれんか、という話がありました。

父が持って来たまさに降って湧いたような話でした。

それが現在の薪ストーブ生活に結び付くなんて … 。

人生どこに何があるか、ホントにわからんもんですなあ。

雪の日に思う

薪ストーブの傍らで

正午少し前から雨が雪に変わった。

薪ストーブの傍らで窓外の景色を眺めていると(右写真)、十数年前のことが思い出された。

 

私がまだ勤めていた頃、雪の日にプレハブで休んでいると、外から親戚の主の大きな声が。

「おい、ここにある丸太を持って行くぞ。」
と。

「 … 今、出て行って手伝うわ。」
と返事をすると、

「出て来んでええ。 … せっかくの日曜日や。よう休めや。ホントに出て来んでええぞ … 。」
と、あっという間に軽トラに丸太を積んで帰って行った。

 

今思うと、当時の彼〈親戚の主〉の年齢は80代後半 … 。

車を運転していたことといい、軽くもない丸太を次から次へと持ち上げていたことといい、改めて驚きました。

予科練にいたときに終戦になったという話を何度か聞いたことがあり、戦後生まれの私たちと鍛え方が違うことも大いに考えられますな。

 

後日、彼の奥さんから聞いた話

… 主人はお風呂が大好きで、薪がふんだんに手に入ったからと大喜び。で、昼間から温泉気分でお風呂に2回も3回も入ったりして、それで、とうとう風邪を引いてしまったんですよ。 …

 

そんな彼も、4年前の春に逝ってしまいました。

享年94歳、主な死因は老衰でした。

もし生きていれば、今年白寿を迎えていたのですが … 。
〈彼の奥さんは健在です〉

さて、私こと

命ある限り、最善を尽くしたいですな。