人の世話をするってたいへんだ

木立前にあるカブの花

木立前にカブ畑がある。

『ある』と言うより『あった』と言った方が正確かもしれない。

収穫はすでに終わっているからだ。

 

今は、商品にならなくて取り残されたカブの黄色い花が咲いている。(右上写真)

菜の花と言っても差し支えないだろう。

そこを、耕作者でもある集落の男が、捕虫網を持って行ったり来たりしているのだ。

 

「朝から忙しそうやのお。網持って何しとるんや。」
と、声をかけた。

すると
「今日、保育園の子どもたちに、カブを引っこ抜く体験をしてもろう予定なんやけど、急に暖かくなったんで、ミツバチが出てきたみたいなんや。 … どうも気温が20℃を超えたあたりから発生するらしいわ。予報では今日の最高気温は24℃らしいし、子どもたちが刺されんかと心配しとるんや。で、さっきから虫を捕まえてミツバチかどうか調べとるというわけや。」
と。

 

まだ話を聞きたかったけど、一挙に伸びてきた草を刈らなければならず、木立の奥の方に移動して草刈りを始めた。

1時間半ほど作業をしただろうか、水分補給のために木立前まで戻った。

彼〈集落の男〉は、カブ畑から帰ろうとしているところだった。

「 … 保育園の先生と相談し、結局予定を中止にしたわ。 … 来年は、4月の半ばまでにするつもりでおるんやけど … 。」

と、とても残念そうに言っていた。

 

人の世話をするってたいへんだ。

お祭り、いつまで続けられるんかのお

集落の春祭り … 我が班の辻にて

いい天気になりました。

今日は集落の春祭り。

で、〈午前〉6時半に集落の辻にお祭りの旗を揚げようとしていると、たまたま隣集落の男が通りかかりました。

 

集落のある男が、その隣集落の男に、
「 … おはようさん。今回はあんたんとこと祭りが重なったのお。今日はお互いに忙しくなりそうや … 。」
と言うと、

「 … それが … 、神輿担ぐもん〈者〉や獅子舞するもん〈者〉が足りんで、できんのやわ。 … お宮さんで神主さんにお祓いしてもろうだけで、春祭りは終わりや … 。」
と。

「 … … … 。」

 

隣集落と私の集落は、面積といい、住民数といい、それほど変わらない。

詳しく調べたわけではないけど、年代別の人数構成もほぼ同じだと思われるのだが … 。

 

夕方近く、神主さんや集落の役員さんたちをはじめ、獅子舞、子ども太鼓の一団が、我が班の辻にやって来ました。(右上写真)

100人を超える人だかり、舞い踊る獅子舞に賑やかな子ども太鼓や笛、そして、見物客の歓声 … 。

春の穏やかな夕暮れ時の華やかなお祭りでした。

※ 私の集落において、100人を超える人が集まるということは、めったにないんですわ。

 

辻旗を降ろし終わって家に帰るとき、朝の隣集落の男のことが思い出されました。

… 今日のようなお祭りが、はたしていつまで続けられるんかのお …

と。

排除するより積極的に活用した方が …

木立東面に咲き誇るタンポポ

年々タンポポが多くなってきました。

木立前道路を散歩する人が、立ち止まって見るくらいです。(右写真)

で、知人が、
「タンポポを植えとるんか」
と。

 

植えるはずないですわな。

しぜんに生えてきた外来種の西洋タンポポですわ。

その証拠に秋までずっと咲いています。

※ 日本古来のタンポポは春のみに咲くとのこと。
広辞苑を見るに、タンポポの季語は春となっています。

 

たしかに花の色は鮮やかな黄色で、目を楽しませてくれます。

が、 ” 西洋 ” の文字が頭に付く通り、ヨーロッパ原産の帰化植物で、日本の侵略的外来種のワースト100に入っているということ。
〈ウィキペディアより〉

繁殖力旺盛で、しかも太い根っこが地中深く入っているので、根こそぎ退治とはいかないのです。

見た目はきれいだけど、畑にはびこったりすると除草も難しく、野菜づくりの障害にもなります。

 

再度知人曰く、
「せっかく生ったんやし、積極的に活用すればどうや。たとえば 〈タンポポの根っこを引き抜いて見せながら〉 この根っこを乾燥させて炒ったらコーヒーになるんや。タンポポコーヒー言うんやけど、ノンカフェインやし、食欲増進や肝機能の向上にもなるんやわ … 。」
と。

 

今や、木立の至るところタンポポ、タンポポ … 。

排除することより、むしろ積極的に活用した方がいいかもしれませんな。

草刈りに追われているうちに晩秋かな

修理から戻って来た草刈機 … 除草後の薪棚前にて

草刈機がようやく修理から戻ってきました。

※ エンジンがかからないので、先週の土曜日に修理に出してあったんですわ。
農繫期ゆえ田植機等の修理に忙しいらしく、一週間近く経った今日の午前に草刈機修理完了の旨連絡がありました。

 

午後、さっそく薪棚前の草刈りに取りかかりました。

10日ほど前に薪割りをしていたときには、草らしい草はほとんどなかったのに … 。

シロツメクサが20㎝近くにまで伸びていたことにびっくりしましたわ。
〈薪割りをしていたときには、シロツメクサのシの字も感じませんでした。〉

急に暖かくなったせいで、一挙に伸びたようですな。

刈り終わると、時刻はすでに5時近くでした。(右上写真)

 

いよいよ本格的な草刈りがはじまりました。

差し当たって今日は薪棚前をしました。

明日は木立東側斜面、明後日は木立西側のブルーベリー周辺、そして、明々後日は昨秋杉を伐採した跡地 … … 。

それらが終わると、今度は菜園と自宅周りとかつての畑地。

それなりの景観を維持するには、草刈りを年間5回ほど繰り返さんといかんのですわ。

 

おっと、もう一つ。

木立前の田んぼの畔草刈りも、年間3回するように頼まれていたのでした。

 

今年も、草刈りに追いまくられているうちに晩秋を迎えそうですな。

あとは、猛暑日多い夏にならないことを願うのみか。

まずはやってみる

上り坂を何とか上り切る

先日2個の切株を引き抜きました。

そのうちの1個は、すでに木立の窪みまで運んで埋めました。

で、もう1個の方ですが、かさが大きく重いので運びようがなく、引き抜いたところに置きっぱなしになっていました。

 

そこは道路に面しているゆえ、通行人の目を引き付けたようです。

切株の上部を下にして立ててあったので〈切株の上部は平らですので〉、
「抜けた歯が逆さに立っとるみたいや」
と言った人もいました。

が、モニュメントやオブジェにするには中途半端な代物 … 。

一刻も早く片付けることに。

 

バケットの無い運搬用一輪車を持って来ました。

てこの原理を使って切株を少しずつ乗せていきました。

乗せ終わった後、一輪車の取っ手を持ち上げたときの重いことと言ったら … 。

取っ手の鉄棒が折れるかと思ったくらいでした。

 

木立の窪みまでは20m余り。

押して行くだけならまだしも、途中に傾斜角20°近くの7mほどの上り坂あり。

取っ手から手を離さないようにし、切株が落ちないように胸で押しつつ、遅々としながらも何とか上り切りました。(右上写真)

 

実は、ダメだった場合、切株を二つに切り分けて運ぶつもりでいました。

幸いにも、1回で成功しました。

何でもそうだけど、できない理屈をこねる前に、
… まずはやってみる …
ことですな。

もちろん事故に結び付かないことが大前提です。