居場所について定年退職後に改めて思う

正面が南に向いているプレハブ
杉の木陰にプレハブを置けばよかったのでは?

【家の作りやうは、夏をむねとすべし。 …… 】 徒然草〈吉田兼好著〉 第55段の出だしの文

ネットによると、現在、兼好とは反対の考えを持つ住宅会社もあるようです。

どちらが正しいのかわかりませんが、私の居場所となっているプレハブに関しては、兼好の考えに賛成です。

現在、私の居場所となっているプレハブの正面は南を向いています。(右上写真)
プレハブの正面にはドアと窓があり、そこが南に向いていると日中日が差し込み、そのことによりプレハブの中が暖かくなります。〈冬をむねとした考え〉

今は夏、ほんとうに暑い日が続いています。
外での作業は長時間できません。
そのぶんプレハブの中での作業時間が長くなります。
もちろん冷房を入れます。

でも、冷房の効きが今一つなのです。

【わけ】
① プレハブの正面が南に向いているので、日光がドアや窓から射し込み、暖かくなりやすい。
② 天井が低く、天井のすぐ上が鉄板屋根というプレハブの特殊性もある。
ふつうの住宅の瓦屋根と違い、プレハブの鉄板屋根に夏の強い日光がもろに当たると当然室内の気温も上がる。〈その証拠に、気温が高くても曇っている日は、冷房の効きがわりとよい〉

プレハブの近くには、日光を遮ってくれるような杉の木(右下写真)が何本もあります。

… それらの杉の木陰を利用するとともにプレハブの正面を北向きにしていたならば …

と遅ればせながら夏の暑い日に思っています。
と同時に、兼好の言葉も思い出す次第です。

【追伸】
薪ストーブとふんだんな薪があるため、私の場合、冬の寒さは夏の暑さほど気になりません。