退職後ブログ投稿をするに至るまで 2

死ぬほど読書:丹羽宇一郎著  幻冬舎新書

… ブログを投稿するには本を真剣に読まざるを得ない … というところで前回は終わりました。

そのことをとてもわかりやすく書いてある本がありました。

丹羽宇一郎氏〈元伊藤忠商事(株)社長〉が書かれた【死ぬほど読書】幻冬舎新書(右写真)です。

84ページに、
… 原稿を書くときは、実地の調査によって得た情報、資料や本にあたって仕入れた知識を整理し、自分なりに考えたことを読み手にわかりやすく伝える工夫が必要です。… … … 文章を通して多くの人に自分の意見や考え方を伝え、理解してもらうためには、考えながら本を読んだり、資料を分析したりすることが非常に重要だと、そのとき感じたのです。…
とありました。

もし私がブログ投稿していなかったら、今ほど紹介した箇所は鮮明に記憶に残らなかったと思います。

漫然と読み過ごしたのではないかとも思っています。

ブログ投稿していたがために氏の言葉が頭に焼き付いたのです。

ブログを書いて投稿することと積極的な読書はとても相性がいいようですね。

【追伸】
ブログ初投稿から一カ月の節目ということで、現在の自分の思いを述べさせていただきました。
改めて言いますが、このように自由に考えて行動し、ブログまでできるという無所属の時間を許容してくれている家族、そして、みなさんに感謝しております。
今後ともよろしくお願いいたします。

死ぬほど読書 (幻冬舎新書)

退職後ブログ投稿をするに至るまで 1

サイトの画面

ブログ初投稿から一カ月が過ぎました。

今のところ1日につき1本の投稿…という割合です。

退職後の4月の段階では、まさかブログ(右写真)を書くことになるとは予想もしていませんでした。

居場所づくりやその周辺の手入れなど、やりたいことがあり過ぎて、とてもとてもそんな余裕は … 。

それで、7月に入るころまでは、一日中と言ってもいいほど、それらの作業に没頭していました。

しかし、7月に入ると猛暑になり、屋外での長時間の作業が困難になりました。

で、屋内で過ごすことが多くなり、とくに読書に多くの時間を割くようになりました。

でも、どうでしょう。どれだけ読んでも、それを生かすような場がもうないのです。

心の糧になるとは思いつつも、その一方で、虚しさめいたものが湧いてきました。

「ひょっとして、このまま行ったら、本も読まなくなるんではないか … … 。」と不安にもなりました。

私は、どんな時代になろうが、【読み・書き】は、生きていくうえで欠かせないものだと思っています。

そこで、
… いつまでも読書を続けるには? … ということを考えてみました。

そして、「ブログなら、誰かが見ている。 … いい加減なことは書けない … 。 それには本も読まなければならない … 。それも真剣に … 。」
という結論に至りました。

【追伸】ブログはお金もあまりかかりません。

続きは、次回に。

 

退職後 井戸を思う

居場所の井戸

… 高度成長期には下町の工場などで電動ポンプで井戸水を汲みすぎ、それで地盤沈下が起こって、すっかり井戸が悪者にされてしまった。しかし井戸の水を手押しポンプなどで個人が汲んで使う分には。まず問題はない。防災上も井戸は大切。 … 【貧楽暮らし:森まゆみ著 集英社文庫】P129より

同感です。

私のところにも井戸(右上写真)があります。

40年ほどほったらかしになっていますが、中にはまだけっこうな量の水があります。

3年前に水質検査をし、その結果、一般細菌、大腸菌、色度の3つの項目にチェックが入りました。当然飲めません。

現在は、年に2,3回エンジンポンプで水を汲み上げ、その水圧を利用して溝そうじをするときに使っているだけです。

退職した今、もっと井戸水を活用すべく次のように考えています。

1 一度井戸の水を全部汲み上げて底の掃除をする。
〈具体的にどのように掃除をするのか、経験者に聞く。プロの方にお願いすることになるかも。あまりにも高くつくようなら止める。〉

2 全部汲み上げた後、新たに水が入ってくるのか確認する。

3 井戸を掃除した後、再度水質検査を受ける。

貧楽暮らし (集英社文庫)   ツルミ ファミリー水中ポンプ FP-15S-60HZ

退職後初めて隣町の山林へ

田んぼの先の方の奥が隣町に有する山林です

先日、隣町の方が、通りすがりに、「山、行っとるか … 。秋になったら、マツタケが出るかもな … 。」と、あいさつがわりにおっしゃいました。

その方がいう山というのは、隣町にある我が家の山林〈約0.5ha〉のことです。
〈山林というほどでも〉

この隣町の山林ですが … 、

… 他人の山と自分の山の境界がはっきりわからないのです。 …

それで、数年前、境界を確認すべく隣町の山林に詳しい方といっしょに現地の近くまで行きました。

… どこの山もほとんど手入れされていなく、途中で歩けるような道がなくなったので、近くまでしか行けませんでした。 … 

マムシがたくさん棲息していることも、踏みとどまった理由の一つです。

公図も見ました。しかし、はっきりした境界線まではわかりません。
【公図:税金の課税根拠となる土地台帳の付属図面。そのほとんどが140年も前、明治時代の地租改正時に引かれた図面】 … 季刊地域(農文協出版)P40より

昨日久しぶりに隣町の山林に行ってきました。〈退職後初〉(右上写真)

雑草が生い茂り、マムシが怖いので、山林の手前で引き返してきました。

退職後時間に余裕ができましたので、キノコの原木になる木(ブナ、ナラ、サクラなど〉を伐りたいと考えているのですが … 。

いつになることやら … 。

野ウサギを思い出す退職後のひととき

昨年我が居場所の草地で

現在の居場所の手入れをするようになってから、4年経ちました。

その間、いろいろな生き物と出会いました。

ハクビシン、タヌキ、野ウサギ、ヘビ、ヒキガエル〈けっこう大きい〉、スズメバチ、ムカデ、山鳩、ウグイスなどです。

… クマ、シカ、サルはいません。イノシシは200mほど先まで迫って来ています。そこから私の居場所までの間に数軒の人家があり、イノシシにとってそれらが障害となっているようです。 …

さて、野ウサギの話ですが、

昨年の5月のことでした。
居場所の手入れをしていると、跳ねるように動く茶色のものが近くをよぎりました。
よく見ると野ウサギ(右上写真)でした。
野ウサギの方もこちらを意識しているらしく、ときたまチラッ、チラッと目を向けながら草を食んでいました。
野ウサギを目の当たりにするのは、小4時の遠足〈行き先は山のふもとの牧場〉以来でした。五十数年ぶりでした。

私の地域では、今のところ、野ウサギがもたらしたという食害の話はないようです。
イノシシ、タヌキ、ハクビシンについてはよく耳にします。

野ウサギが草を食んでいる姿は、かわいいものです。
しかし、イノシシやタヌキ、ハクビシンのように作物を荒らすということになると … 。

五十数年ぶりに見た野ウサギ … 。
うれしいような … 。 心配なような … 。

今年はまだ野ウサギを見ません … 。

昨年の野ウサギを思い出す退職後のひとときでした。