退職後はラジオでより充実した時間を 1

AMラジオ用アンテナ

4月に退職してから猛暑の時節まで、物置づくり、抜根、野外焼却、草刈りなど、ほとんど屋外で作業を
しました。

…ラジオを流しながら…

退職してからラジオを聞く機会が多くなりました。

そして、聞き流すにはもったいないくらいのよい話がたくさんあることがわかりました。

小泉武夫氏の発酵学についてのお話、佐藤愛子氏の人生相談などが印象に残っています。

これらは、たまたま日中に聞いたものですが、深夜にもすばらしい内容の番組が放送されています。

個人的には【ラジオ深夜便】がよいと思っています。
夜の11時過ぎから翌朝の5時ごろまでの番組です。

睡眠時間と重なりますので、録音しています。
録音するには、録音機能の付いたラジオが必要です。
〈パソコンでもできるのかな ? 〉

今回は、AM放送の録音について紹介します。〈FM放送は次回に〉

家庭のコンセントから電気を引いてラジオのAM放送を聞こうとすると、雑音が入って聞きづらいことがあります。とくに夜に雑音が大きくなる傾向があります。
そこで、私の場合、AMラジオ用のアンテナ(右上写真)を付けています。
雑音が気にならないくらいのクリアーな音になります。
〈当然録音もクリアー〉

東京にいる友人に、帰省するときに秋葉原から買ってきてもらいました。〈税込み15,000円ほど  市販されていないとのこと〉

録音したものを日中に再生し、充実した時間を過ごしています。

 

 

 

 

人任せにしてきたことを後悔する退職後

ノートパソコンの画面を別のモニターに拡大してより見やすく

先日近所のお寺で催し物があり、80人ほどの門徒の方が参加されました。
私は、参加者の名簿一覧を作成する係の補助をしました。

主になって作業をする人が、エクセルで表を作っているときのことです。
1~80までの番号を、1,2.3 … というふうに順番に打っているのです。
僭越ながらマウスでドラッグしてサッと番号を入れる方法を伝えました。

でも、参加者のお布施を計算する段になると、関数機能を使って一瞬に合計を出していました。
〈私は、関数機能を使うことができません〉

主になって作業をした人も、最近定年退職をしました。

「職場にいるときは、パソコンは若手に任せていたからな … 。」 と二人で苦笑しました。

ブログを始めてから2週間。
ノートパソコンの画面が小さくて見づらく、別の大きな画面のモニター〈23,5インチ〉をつなぐことにしました。
ネットで何回も検索して調べ、右往左往しながら4時間もかかって何とかつなぎました。(右上写真)

頼ろうにも、もう周りには誰もいません。
あの時、自ら進んでパソコンに取り組んでいたなら … 。〈後の祭り〉
パソコン操作のほとんどを人任せにしていたことを、退職後の今になって後悔している次第です。
… でも、やるしかないですね …

楽しみがまた一つ増えた退職後

西向きの窓辺から

今日(8月7日)は【立秋】の日です。

【立秋】という言葉は知っていました。
勤めていたとき、【立秋】を境に〈暑中〉と〈残暑〉を使い分けることも教えられました。

でも、【立秋】の日に秋を実感することはありませんでした。

退職して〈4月〉から西向きの窓辺(右上写真)の机で、夕暮れ時に一日を振り返る日誌を書いています。
そのとき、窓越しの木立の間に夕日を見ます。
6月下旬ごろと比べ、日没の時間が早くなりました。
「暗くなるのが早くなったな … 。 夏の盛りも終わりだな …。」とつくづく思います。

5日ほど前のことでした。
ドアを開けながら物置で作業をしていると、涼しい風が時折通り過ぎて行きました。
ふと … 秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる … の歌が思い出されました。

まだ気温は夏そのものですが、日没といい、時折通り過ぎる風といい、目に見えぬところで、秋が着々と近づいて来ているようです。

退職してから4カ月が過ぎ、【立秋】の日を迎えました。
季節の移ろいが感じられます。

… 日本や日本人は四季と切り離して考えることはできない … とよく言われます。
このことは、
… 季節の移ろいがわかると、日本や日本人についての理解が深まる …
と言い換えることもできるのではないでしょうか。

退職後の楽しみがまた一つ増えました。

退職後は自由に時間のやりくりを

炎天下での作業は控えめに

猛暑日が続いていますので、薪づくりを控えています。
涼しくなるまで待ちます。

勤めているときにはそのようなわけにいきませんでした。
薪づくりや草刈りなどは休日でしかできませんので、思わしい天候でなくても無理をして作業をすることが多々ありました。

3年前の今ごろだったと思います。
今日のようにとても暑い日でした。
木陰で作業するから大丈夫だろうと、木立の中で、枯れ落ちた杉の葉や小枝の掃除をはじめました。
しばらくするとめまいが起こり、まともに立っていられなくなりました。
それで、20分ほど杉の木に寄りかかりながら休みました。
※ そのような場合、横になればよいのですが、木立の中の地面は湿っていて刺すような虫もいますので、我慢して寄りかかっていました。
幸いにも無事帰宅することができました。病院にも行くことなく済みました。
※ 今思うと、軽い熱中症だったようです。

今はもうそのように無理をする必要はありません。
時間を自由にやりくりできるようになったからです。
毎朝ネットで天候を確認し、天候に合わせて作業をしています。
よほどのことがない限り、猛暑の日に外で作業をすることはありません。
ブログを書いたり、読書をしたりして屋内で過ごすようにしています。
逆に、涼しい日には一日中外で作業をすることもあります。

退職後は、自由に時間のやりくりができていいですね。

定年退職後の限られた時間を有意義に

二つのエアコンの室外機 屋根が鉄板なので一つだけでは十分に冷えない

… 住居でもないプレハブに二つの冷房? …  ぜいたく!と思っている方がいらっしゃるようです。

夏の蒸し暑さに耐えられないからです。
もっと耐えられないのは、蒸し暑いときに、
「 …ああ、暑い! 何もする気がない! ああ、暑いわ!…」
というふうにブツブツ言いながら、ダラダラと何もしないで時間を過ごすことです。(もちろん私のこと)

それで、就職した年(38年前)の夏に、何は買わなくてもエアコンだけは買いました。
〈当時の月給は、手取りで10万円を下回っていたかな? でも、12万円のエアコンを窓に取り付けてもらいました。〉
快適な環境の中で、時間を無駄にすることなく好きなことをしたかったからです。〈現在もまったく同じですね〉

エアコン導入については、先日亡くなられた渡部昇一氏(英語学の碩学)が若いころに書かれた【知的生活の方法】〈講談社現代新書〉の影響もありました。
その中に、
…… 私は、クーラーに心から感謝している。というのはそのおかげで、ヨーロッパの人のように、1年中、本が読めるようになったからである。以前のように夏の3ヵ月をほとんど無為に過ごすことがなくなった。(東京の6月半ばから9月半ばまでの3ヵ月間はあまりに蒸し暑くて頭が働かないということ) ……
とあります。

定年退職後の限られた時間を有意義に過ごしたいですね。

知的生活の方法 (講談社現代新書)