薪ストーブのよさが改めてわかりました

毎朝30分ほどファンヒーターを入れます
2年ぶりに点けた石油ストーブです

煙突掃除のため薪ストーブが使えません。

久しぶりにファンヒーターと石油ストーブを併用して使いました。
〈プレハブ内は約15畳の広さですので、暖房機が2台ないと暖かくならないのです〉

ファンヒーターは、ここ数日、毎朝30分ぐらいだけ使っています。〈薪ストーブが部屋を暖めるまでに30分ぐらいかかるので〉(右上写真)

石油ストーブは2年ぶりに使いました。(右下写真)

… 生温い …

ファンヒーター〈8畳用〉、石油ストーブ〈8畳用〉を併用しての実感です。

7時前にそれら二つの暖房機を点けたときの室温は2℃でした。

1時間経っても、室温は20℃に至りません。

薪ストーブ〈ホンマ製AF-60〉の場合は、順調に点火すれば、30分後には20℃を越えます。

夕方知人が訪ねて来たので、くべる薪の量を多めにしました。
〈もう煙突掃除は終わっています〉

2時間ほど話して帰って行きました。

室温計を見ると32℃でした。

… 薪ストーブなら、いくら焚いても暑すぎるということはないですね。部屋がパーッと暖かくなって空気が乾くので、まるでサウナみたい。そのくせ案外と喉は乾かないのだから。薪ストーブは不思議。 …
【森からの手紙:田渕義雄著 小学館ライブラリー】 P80

久しぶりに薪ストーブ以外の暖房機を使い、薪ストーブのよさが改めてわかりました。 

森からの手紙 (小学館ライブラリー―OUTDOOR EDITION)

【花のある暮らし:國吉和子著】を読んで

花のある暮らし:國吉和子著 鶴書院

【花のある暮らし:國吉和子著 鶴書院(右下写真) を読みました。

… … わたしは、マーガレットを明るい日陰へ運んでいった。やさしくたっぷりとシャワーをかけた。そのまま、其処の月桂樹の木の下に置いた。花が自力で息を吹き返しほっとけば自然に育つという自信があった。わたしは、そのぐらいの花の「目利き」なのだ。 … P27

… シェルターに移されたシャコバサボテンの葉は、夏の暑さで紙のように薄くかさかさして白くなってしまい蘇生すらも危ぶまれた。それでも生きているシャコバサボテンは捨てられない … 。 … いまだ、シャコバサボテンの薄い色のピンクの花は、今にもどこかへ旅立ちそうな鳥の形をして咲き誇っている。 … P85~86

… 種から生えた私のペチュニアを次の年も咲かせる。想いをめぐらすだけで有頂天になる。来る年の初夏を夢見ながら切り取った挿し穂を木酢をたらした水に浸して、慎重に鉢の上に挿した。 … P161

著者の花への想いが、簡潔な文章の中に凝縮されています。
単にきれいな花を買ってきて飾るのではありません。
むしろ弱って今にも枯れてしまいそうな花を入手し、それを的確な世話とたっぷりな愛情をもって蘇らせた話が多く書かれています。
このことは、著者の父親が品種改良に携わる仕事をしていたことも大いに関係していると思われます。
また、花を愛でる以上に著者の父親、母親等への強い想いが伝わってくる本です。

わからないことだらけの木立の生き物

何の足跡かな?
雪の下でひときわ目立つ赤い実 オモトだそうです

積雪は15cmといったところでしょうか。
ふつうの長靴で何とか歩けそうです。
雪が止んだので、久しぶりに木立の中を歩きました。

小動物らしき足跡を見つけました。(右上写真)

何の動物かはわかりません。

木立の中で、今まで見たことのある歩く動物は、ネコ、野ウサギ、タヌキ、ハクビシンです。

タヌキの場合は、足が短くておなかが雪にこすれるため、足跡といっしょにおなかのこすれた後も残ると言われています。

また、酔っぱらったようにクネクネ歩くとも言われていますので、足跡を見る限りタヌキではなさそうです。

ネコ? 野ウサギ? ハクビシン? … …

自然を相手の生活、足跡からそれが何の動物なのかがわかるくらいになりたいものです。

先日から気になっていた木立の中の『赤い実』ですが、 ” オモト ” ということがわかりました。〈両親に聞きました〉(右下写真)

… 細長い大きな葉が、南国的な雰囲気をかもし出します。暖地では露地植えできます。高さは30~50cm、冬には赤い実がなります。 …
【花づくり園芸館:小学館】 P274

退職後〈約10か月〉毎日のように歩き回っている木立ですが、わからないことだらけです。

【素朴に生きる人が残る:遠山高史著】を読んで

素朴に生きる人が残る:遠山高史著 主婦の友社

【素朴に生きる人が残る】遠山高史著:主婦の友社(右写真)を読みました。

… 高等な人間の脳は、木から降りたサルが遊んでいる手を使い、自然に働きかけることで進化してきたとされている。精神の座である脳は、手を中心とする全身運動によって培われたものであることは間違いない。 … … 脳の関与の濃厚な運動とは、スポーツではなく日常の生活の中で行われる。食事を作ったり、物を工作したり、農耕をしたり、介護をしたり、というような生活運動のことである。ただ、なぜか、人間はこういったマメな身体の動きを要する運動を低級と思うらしく、このような仕事人の身分を低く抑えてきた。… … 知的なことをすれば運動しなくても脳は鍛えられるとする主張もあるが、私は動物としての人間の身体は、植物化を納得しないと思っている。 … … 運動と脳は相互に密接な関係にあるから情緒的不安定さが運動体力の低いことからもたらされることは、大いにありうることである …
P113~114

著者は精神科医で、精神医療の現場に立ち会う医師としての経験をこの本にまとめられました。

エピローグ〈P227〉より
… 心が脳にあるという人は自然をよく知らないのではないだろうか。心は人間という一つの自然を全体として見たときの働きだから。脳だけに限られるものではない。ただ西欧人は胸のあたりの心の密度が濃いようだ。東洋人は臍〈へそ〉の下あたりの密度が濃いようだ。 …

素朴に生きる人が残る

化学素材の混じっている畳は薪にできない

畳の裏 黒っぽい部分はシロアリに喰われたところです
わらを束ねるのに使われているのはナイロン製の糸のようです
畳の縁に使われている繊維も化学繊維のようです

自宅の修理に伴い不要になった畳を調べました。
〈薪ストーブの燃料にするため〉

畳裏の縁の部分がかなりシロアリに喰われています。(右上写真)

しかし、シロアリに喰われた部分をよく見ると、ワラは喰われているけれど、ワラを束ねてある糸は喰われていません。

それで、糸だけを畳から切り離して、引っ張ったり触ったりして調べてみました。

魚釣りのときに使うナイロン製の水糸とよく似ています。(右中写真)

どうも自然にある麻や綿の糸とは違うようです。

※ ネットでは、畳の素材にもいろいろあるように言っています。
家で使っていた畳には、自然でないものが混じっているようです。

畳の縁に使われている布も調べてみました。

見ただけではわからないので、これまた切り取って、細かく切り裂いたりねじったりしてみました。

化学繊維のような気がします。(右下写真)

※ ネットには、『畳縁は化学繊維、綿、麻、絹などの素材でできています』とあります。
畳は60年近く前のものですが、畳表を一度張り替えています。
そのときに、化学繊維の布に替えたことも考えられます。

ワラを束ねている糸及び畳縁の布の素材により、畳を薪ストーブの燃料にしないことにしました。

処分場に出します。