【こうすれば実現できる! 九十歳まで働く!:郡山史郎著】WAC を読みました。
… 〈高年齢者は〉なぜ就業機会がないか考えてみよう。理由は簡単でその価値がないからである。高年齢者は伸びしろは無いから、その仕事ができなければならない。若い者にはまけないと言っても、ほとんどの場合、高年齢者は、若い者と体力的に同じ仕事はできない。スポーツを例にすればわかりやすいが、ビジネスの現場はほとんどスポーツと同じである。
スピード、耐久力、最新のツール、機材を使う能力など、若者には勝てない。知恵や経験が生きる職場はビジネスの現場にはほとんどない。知恵や経験があってもそれを活かして活躍できるのは、せいぜい五十代までだから、どうしようもない。 … … 高齢者の就業は、自分は無能であり、社会の中ではほとんど通用しないという認識から始まるべきであろう。 … P141~142
80歳を越えた現在でも、現役で人材派遣のお仕事をなされている郡山氏の言葉です。
それとよく似たことを、私も昨年の重機の教習所で経験しています。
詳細は、昨年の8月2日付ブログ『定年退職後重機の講習を受ける その2』をご覧ください。
… 高齢者は、本質的に心身の能力が低下してくるから、それでも社会の一員としてやっていくには、それなりの対応と努力が必要になる。若い時とおなじことはできないので、仕事の内容、時間は変えなければならない。それは高齢者が自分で解決しなければならない問題である。 … P158
氏は、高齢者に ” 個人事業者 ” になることをお勧めになっています。
” 雇用関係 ” だと、どうしても ” 上下関係 ” になって気まずい思いをすることが多いからだそうです。
無所属の時間での生活者から個人事業者へ ???