前回の続きです。
木を伐採した場合、倒れた木はたいてい地面にくっ付いた状態になっています。(右上写真)
このような状態でチェンソーで木を切ると、最後はチェンソーの刃が地面を擦ってしまいます。
地面を擦ってしまうと、チェンソーはいっぺんに切れなくなってしまいます。
それで、木と地面の間にすき間をつくる必要があります。
木を持ち上げようにも、20mもあって重く、ビクともしません。
ジャッキの出番です。
〈ジャッキは、以前の車に付いていたものです。廃車にするとき、外して残しておきました。〉
木の下にジャッキをあてがって木を持ち上げます。(右中上・右中下写真)
持ち上げたら木の下に丸太などをかませて安定させます。
〈ジャッキのままだと不安定で倒れる場合があります〉
木と地面の間にかなりのすき間ができました。
これでチェンソーで木を切っても、刃が地面に触れる心配がなくなりました。(右下写真)
あとは順に切っていくだけです。
前回、今回と伐採された木を短く切るときの各々の道具について説明しました。
で、立木から薪をつくるということになりますと、ほか、伐採のためのロープやパワーウインチも必要になります。
また、短く切った木〈玉切りにした木〉を薪にするには、斧や薪割機で割り、薪棚などで数か月乾かさなければなりません。