【2019長谷川慶太郎の大局を読む】を読む

【2019長谷川慶太郎の大局を読む】 徳間書店

【2019長谷川慶太郎の大局を読む】徳間書店 から

… ここで強調しておきたいのは、保護貿易対自由貿易というように両者は対立関係にあるのではないということだ。また比較の対象ですらない。保護貿易か自由貿易かの選択では、もう自由貿易しかありえないのだ。 …   P113

… そこで筆者は「文化摩擦を恐れて外国人労働者を入れずに経済の衰退を招くのか、外国人労働者を入れて経済を維持・成長させていくのか、どちらを選ぶのか」と問いたい。言い換えれば、文化と経済のうちどちらをとるかだが、この結論ははっきりしていて、取るのは経済しかない。外国人労働者を入れないと日本経済は崩壊してしまう。 … P160

… 裁量労働制の目的は労働時間の短縮ではなく、だらだらと職場に残る慣習を改め、効率よく働いて生産性を高めることなのだ。効率的に働くインセンティブになりこそすれ、長時間労働を助長するようなことはありえない。 … P163

… 現在急速に居住者が減少している地域では、インフラの新規整備だけでなく、既存のインフラの修復も明らかに公共事業投資の無駄遣いとなる。 … P167

… いずれにしろ日本は労働問題をはじめ銀行のATMなどムダなことが多すぎる。これらのムダをすっきりさせ、その浮いた資金でまた新たな設備投資を展開していけば、さらに大きな飛躍のキッカケをつかむことになるだろう。日本は、「人手不足」と「キャッシュレス化」を奇貨とすべきである。 … P189~190

長谷川氏の『対局を読む』シリーズは、毎年のように読んでいます。

今回も、 ” 木を見て森を見ず ” の私に、もっと森を見るようにと促してくれました。

2019 長谷川慶太郎の大局を読む

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