草の名前や性質を知りたく、【雑草のはなし】田中修著:中公新書(右上写真)を買って読みました。
鮮明なカラー写真〈130枚〉と平易な言葉で、私たちがよく目にする ” 雑草 ” の名前や由来、性質等についてわかりやすく書かれています。
※ 読んでいるうちに、著者のそれぞれの草に注ぐ愛情の眼差しが伝わってきて、 ” 雑草 ” という言葉を遣うのがはばかられるような気持ちになりました。
できれば、雑草と呼ばずに固有名詞で呼びたいものですね。
で、ここ2,3年、4月頃に居場所周辺に咲き乱れる ” 雑草 ” の名前もわかりました。
” ヒメオドリコソウ ” です。(右下写真)
かわいらしい名前ですが、密集して生えますので、除草するとなると手ごわい相手です。
他
… レンゲソウの根のコブの中に暮らす根粒菌は、空気中の窒素から窒素肥料をつくることができる … P10
… 植物にとっては、自分の花粉を自分のメシベにつけてタネをつくっても、利益が少ないのだ。利益が少ないばかりでなく、隠されていた悪い性質が出てくる可能性がある … P18
… スギナは一度繁殖すると、根絶するのがやっかいな雑草なのである。土の中の根は深く、「1メートルの深さにまで伸びている」といわれる。 … P66
等、
読んで楽しく、また、事典や図鑑の代わりにもなる本です。