【コクリコ坂から:宮崎駿監督】を急に見たくなりました

【地方創生の罠】山田順著:イースト新書
【コクリコ坂から】宮崎駿監督

… 〈いまや国にはお金がないので〉 「ない袖は振れない」。過疎地に住む人は諦めるか、便利な地域に引っ越せばいい。もはや、時代は違っている。かつて日本経済が成長していた時代の「アタマ」でいればいるほど、地方の衰退は進むだろう。 … … むしろ衰退に任せて、そのなかで幸せに暮らしていける道を探す … … 。
【地方創生の罠】山田順著:イースト新書(右上写真)P10より

過疎地に住んでいる私は、複雑な心境です。

で、なぜだかわかりませんが、急にかつて日本経済が成長していた頃を背景にした映画が見たくなりました。

ちょうど手元に【コクリコ坂から】宮崎駿監督(右下写真)のBDがありましたので、それを見ました。

さわやかな内容といい、きれいな映像といい、すばらしい映画です。
〈数少ない購入BDの中の一つです〉

また、時の、つまり東京オリンピックを翌年に控えて〈1963年〉の、右肩上がりに伸びる日本経済の雰囲気が映画全体に漲っています。

時折流れる坂本九氏の『上を向いて歩こう』の歌が、その雰囲気を益々盛り上げています。

夕暮れ時に白熱電球灯る商店街で主人公が肉を買うシーンの映像には、ほんとうに懐かしさを覚えます。

当時、私は、まだ世の中のことが全くわからない小1の子どもでした。

でも、貧しい中にも、両親、祖父母、周りの大人たちの様子から、世の中が〈物質的に〉ぐんぐんと豊かになっていくことが子ども心にも感じられました。
〈田舎と映画の舞台になっている都会の横浜との違いがあっても〉

今年は、2度目の東京オリンピックを翌年に控えた2019年 … 。

あれから56年 … 。

時代も大きく変わりました。

今度は、〈精神的に〉豊かになるような道を歩んで行くことになりそうです。

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