厳密には ” 自尊心 ” と書くべきでした

【エリック・ホッファー 自分を愛する100の言葉 「働く哲学者」の人生論】小川仁志著:PHP

帰省していた息子を駅まで送って行きました。

帰り道本屋に立ち寄ると、【エリック・ホッファー 自分を愛する100の言葉 「働く哲学者」の人生論】小川仁志著:PHP(右写真)がありましたので、買ってきました。

※ 昨年の秋に発行

134ページに
… 自尊心が自身の潜在能力と業績から引き出されるのに対して、プライドはもともと我々の一部でないものから引き出される価値の感覚である。架空の自己、指導者、聖なる大義、集団的な組織や財産に自分自身を一体化させるときに、我々はプライドを感じる。 …
『The Passionate State of Mind』
とあり、この件について
著者の小川仁志氏(哲学者)が、
… ホッファーは、自尊心とプライドを区別します。自尊心は自分の内側から生じるもので、プライドは外から生じるもの。つまり、自分が何かを一生懸命やってきたとします。そうすれば、必然的に自分はこれだけのことをやったんだという自尊心が涌くでしょう。
当然それは強靭なものといえます。いわば飾りでも作り物でもない、本当の自分です。反対にプライドのほうは、自分に何もないから、不安に駆られて外から力を借りてくるのです。架空の自己、指導者、聖なる大義、集団的な組織や財産といったものから。 … …
と解説しています。

私は、前々回のブログ記事で、エリック・ホッファーは、” 誇り ” を大切にしていると書きました。

厳密には、” 自尊心 ” と書くべきでした。

エリック・ホッファー 自分を愛する100の言葉 「働く哲学者」の人生論