私の家では、例年この時期に住職さんにお経をあげていただいています。
偉そうに言いましたが、私が住職さんといっしょにお経を唱えるようになったのは、退職してからです。〈今回で2回目〉
せっかく住職さんをお迎えするのに人数が少ないと申し訳ないので、両親の他に私と嫁いだ妹も参加したという次第です。(右上写真)
※ 妻は勤めに出ていますので。
住職さんがいらっしゃるまでしばらく時間がありましたので、仏壇横の床の間にある掛け軸に目をやりました。
『一期一会』 … … 。
いい言葉ですね。(右下写真)
今まで人と接するとき、常にそうありたいとふるまってきたつもりですが … … 。
真実はわかりません。
〈まさか一人ひとりに聞いて回るわけにもいかないですしね。〉
と、思いを巡らせているうちに住職さんがいらっしゃいました。
” 勤行〈ごんぎょう〉聖典 ” というものを手渡されました。
※ 一瞬、若い頃、 ” 勤行 ” を ” きんこう ” と読んで恥ずかしい思いをしたことを思い出しました。
それを見ながら、住職さんといっしょにお経を唱えていきました。
お経を唱えたり、住職さんの有難いお話を聞いているうちに、それまで巡らせていた思いや過去の恥ずかしい思い出が頭から離れてしまっていました。
おかげさまで頭の中がすっきりしました。