やはり体を動かすことが大切なんですね

今シーズンの薪があと一段ぶんしか残っていません

暖冬とはいえ、今シーズンもよく薪を使いました。

残っている薪は、棚一段ぶんだけとなりました。(右写真)

※ これからは天候もよくなり、屋内にいることも少なくなります。
それで、薪の消費量もぐっと減りますので、シーズンいっぱいは十分に持つと思います。

 

で、薪棚の整理をしていて気になったのは、薪の残量よりむしろ体の方です。

高所の薪を取ろうとしたときに、右肩が痛くて、腕が思うように上がらないのです。

五十肩という言葉をよく耳にしますが、それでしょうね。

今思うと、50代半ばごろにすでに兆候があったような … 。

最初は左肩でした。

それが、昨年から右肩に代わりました。
〈現在は、左肩はだいじょうぶ〉

膝もそうです。

5年ほど前から、膝が痛いために正座が長時間できないのです。

これも、最初は左膝でした。

それが、最近右膝に代わりました。

昨夕、神社に行事があったのですが、正座がきちんとできませんでした。

そして、神主さんから玉串をいただいて立とうとしたときに、

… … 、 すぐに立てなかったのです。

で、立ったはいいけど、今度はよろめきながら歩く始末 … 。
情けないわ!〉

ここ3週間ばかり、悪天候にかこつけて、ほとんどプレハブ内に籠っていたことも関係あるのかなあ、とも思いました。

… やはり体を動かすことが大切なんですね …

【ハシモト式古典入門:橋本治著】を読む

【ハシモト式古典入門】橋本治著:ごま書房

【ハシモト式古典入門】橋本治著:ごま書房(右写真)を読んで、印象に残ったくだりを紹介します。

… 古典をわかるうえで必要なのは、「教養をつけるために本を読む」じゃなくて、「行き当たりばったりで ” へー ” と言って関心してる」の方なんです。 … P150

… 「古典なんだから」と思って、遠慮なんかしちゃいけないんです。 … … 古典が教えてくれることで一番重要なことは、「え、昔っから人間てそうだったの?」という「人間に関する事実」です。「なーんだ、悩んでるのは自分一人じゃなかったのか」ということは、とっても人間を楽にしてくれます。古典は、そういう「とんでもない現代人」でいっぱいなのです。 … … どうか古典を読んでください。 … P 194

… 「古典を読みこなすには知識がいる」というのは、本当です。でもその前に必要なのは、「古典に慣れる」なんです。細かい知識に振り回されて「慣れる」ができなかったら、古典は永遠に無縁なままです。だから、まず最初に「古典を読みこなすには知識がいる」という考えを捨ててください。 … P200~201

… 昔は「古典の勉強」というと、まず「暗唱」でした。 … … 古典という「昔のもの」とつきあうのなら、「昔のつきあい方」は有効です。だから私は、「暗唱を」をおすすめします。 … P201~202

 

ここ2週間ほど読んでいるものといえば、世阿弥と西行関係の本ばかりです。

※ 二人とも当時としては長生きしています。
とくに晩年における彼らの暮らしぶりに関心があります。

 

でも、少し深く知ろうとすると、どうしても ” 古文 ” という壁にぶつかってしまうのです。

で、上記の橋本氏の著書を読んだのですが、肩肘張っていたのがかなり和らぎました。

とにかく ” 古文 ” に「慣れ」、永遠に無縁なままの関係になることだけは避けたく思っています。

今後私たちが生きていく上でのヒントが、古典の中にたくさんあるような気がしてならないのです。

最後のサツマイモを茹でました

最後のサツマイモを茹でました

昨年プレハブ横の畑で穫れたサツマイモですが、

大きめのものは自宅に持ち帰り、小さめのものは段ボール箱に入れ、プレハブ内に置いてありました。

それら置いてあったものの中で、直径3㎝ぐらい以上のものは、焼きイモにして食べました。

焼きイモは、アルミホイルにイモを包んで薪ストーブの中に20分ほど入れておくだけで、簡単にができ上がります。
〈こんな時、薪ストーブってほんとうに便利ですね〉

この冬は、ストーブの傍で、焼きイモ片手に本を読んだことが何度あったでしょう。
〈行儀が悪いかな?〉

 

で、今日久しぶりに段ボール箱を覗くと、まだ12~13個残っていました。

長さ12~13㎝、直径2㎝前後の細いものばかりでした。

焼くと食べる部分がなくなりそうでしたので、茹でることにしました。

たわしで砂を洗い落とし、それらを水の入った鍋に入れ、塩も少し入れて薪ストーブの上に乗せました。

沸騰してからも15分ほど茹で続けたでしょうか、

1個取り出して食べてみると、ちょうどよい具合に茹で上がっていました。

6本のホクホクのサツマイモとみかんと牛乳が今日の昼食となりました。

残ったイモは、ラップに包んで冷蔵しました。

明日、再度温めて昼食にしようかなと思っています。

※ 細めのイモですので、薪ストーブですぐに温まります。

 

今年もサツマイモを作る予定でいます。

できない人にとってはそれなりの作業に

右側のパソコンが集落から世話係〈書記〉に貸与されているものです。中に計算ソフトが組み込まれています。

朝、町会長さんが、『家族構成調査表』を持ってやって来ました。

2週間後に集落の世話係の打ち合わせをするので、それまでに町会費納入通知書を作っておいてほしいとのことでした。

さっそく通知書の作成に取りかかりました。

私の集落では、一世帯が納める町会費は、家族の構成員数によって決まります。

【基本納入額〈約18,000円〉+1,000円×大人数+500円×小人数】という具合です。

※ 高いか安いか何とも言えませんが、周りの集落もだいたいよく似た状況のようです。

 

で、納入額の異なる150世帯近くの通知を一つ一つ作るのはたいへんですので、計算ソフトの入ったパソコンで作業をします。(右上写真)

まず、世帯主の名簿作成をします。
〈昨年の名簿の一部を修正するだけで済みます〉

次に、一覧になった計算書の各世帯の欄に、『家族構成調査表』をもとに大人数と小人数を打ち込んでいきます。
〈打ち込むと、各世帯の納入金額が自動的に算出されます〉

最後に、納入金額が明示された各世帯主宛の通知書をプリントアウトします。
〈通知書は、大人数と小人数を打ち込んだ時点で出来上がるようになっています〉

できる人にとっては簡単なのですが、

できない人にとっては、それなりの作業になるのです。

【西行:高橋英夫著】を読む

【西行】高橋英夫著:岩波新書

【西行】高橋英夫著:岩波新書(右写真)を読み、印象に残ったくだりを紹介します。

… 出家遁世は西行という人間の出発点であり、そこで何かが解決され、、終了したのではなかった。悩みは出家によってさらに拡がり、生涯背負ってゆくことになった。世捨ては、武門出身の若き官人佐藤義清の苦悩を断ち切る筈だったが、断ち切った途端に問題は増大していった。 … P54

… 仏教思想上の無方向性とみえるものは、西行の内部では「心」の一元論に置き換えられてゆくものとして存在していた。一元的にすべては「心」にかかわっているのだ。 … P73

… ただ安易に自由人西行と言うべきではあるまい。その自由の中で西行がとらわれていたものがある。「心」である。 … P136

… 〈西行の〉心をじっと見つめる悲しさ、危うさは、鏡の中にもう一人の自分を見出し、そこにもう一つの自分があることに拘泥するのに似ている。 … P166

… 西行の「心」への拘泥ぶり、語法表現の中に時としてまざる平俗調、畳語のしつこさ、字余り――—これらを〈藤原〉俊成は異風と見ていたし、西行も異風によって生きるおのれを知っていた。知っていた以上に、自負していた。 …P189

 

文中のいたるところに「悩み」や「心」という言葉が見られました。

「西行」 = 「悩み」「心」 の感さえ抱くほどです。

と同時に、

先日読んだ【西行:白洲正子著】に、 … 内面を告白した歌が多く、 … 直接自分の心と向き合って煩悶する … というくだりがあったことを思い出しました。

※ 詳細につきましては、2月18日付ブログ記事『【西行:白洲正子著】を読み始めて2日目』をご覧ください。

今回の高橋氏の、そして、先日の白洲氏の【西行】から、西行の内面に関心を持つようになりました。
〈以前は、むしろ彼の行動面に関心がありました。〉

今後、西行に関する他の本も読みたく思っています。

… 文語体の歌が読めた方がいいですな! …