プレハブを揺するほどの強い北風。
時折舞い散る小雪。
最高気温は6℃とのこと。
冬へ逆戻りです。
風邪が完治していなく、今日は一日、プレハブ内で読書をするつもりでいました。
※ おかげさまで、何が無くても、今のところ、自由になる時間と薪だけはふんだんにあります。
〈ありがたいことです!〉
ここしばらくは西行関連の本を読んでいるのですが、 ” 草庵 ” という言葉がよく出てきます。
〈【草庵】:草ぶきのいおり。粗末な家 … 広辞苑第六版より〉
そのたびに、
「当時の ” 草庵 ” は、さしずめ今自分がいる ” 中古のプレハブ ” になるのかな」
と、思ってしまうのです。
まるで、” 出家者気分 ” です。
そして、今日もそのような気分に浸りながら、【西行花伝〈菊版〉:辻邦生著】を読んでいました。
P390~391で、これはと思う箇所に赤線を引きながら一人悦に入っていると(右上写真) … 、
「おはようございます。 … 〇〇さん、おるかねー 。」
という元気な声と同時に、プレハブのドアーが開けられました。
「この町会費納入通知を至急訂正してほしいんだけどー … … 。」
と、いうことでした。
草庵で文に親しんで一日を過ごすつもりが … 。
納入通知の訂正が終わったのは、午後2時過ぎでした。
思うようにいきませんな。