お1人様1個限りのティッシュから

お1人様1個限りのティッシュ

風邪は治ったけど、鼻水が … 。

で、ティッシュの消耗が激しく、お店に買いに行きました。

棚には、ティッシュやトイレットペーパーなどが並んでいるのですが、 ” ペーパー類についてはお1人様1個限り … … ” との貼り紙がありました。

新型コロナウィルス感染症 … 、いつまで続くのやら … 。

ティッシュが買える買えないで一喜一憂している私ですが、

世の中では、株価暴落、観光客激減、外食苦戦長期化、某航空会社客室乗務員5,000人一時帰休 … 等、深刻な経済問題に発展しているようです。

決して他人事ではありません。

株価が暴落したままということになると、年金額が減ることも考えられます。

ティッシュがお店に山積みになっていても、買うお金がないのでは話になりません。

また、子どもたちのことも心配です。

いくら一人立ちをして努力をしていても、それだけではどうにもならない壁が立ちはだかることもあります。 

まさに今回のパンデミックがそうです。

親が子どもを思うのは、世の常。

… で、今、私ができることは? …

自給自足及び質素を旨とし、現金支出を抑えて万が一のためにできるだけ蓄える。

自由な時間を切り売りすることも視野に … 。
〈となると、” 無所属の時間 ” でなくなるかも〉

お1人様1個限りのティッシュから、考えること多々ありました。

暖かい春分の日の前日でした

瓦礫をプレハブの横に積み上げました

南風吹くよい天気になりました。

先日サツマイモ畑を新たにつくったときに地面の中から出た瓦礫を整理することにしました。
〈畑のそばに置きっぱなしになっていました〉

一度ふるい〈網目15㎜×15㎜〉にかけて砂を落とし、プレハブ横のコンクリート面に積み上げていきました。

※ 瓦礫にたくさんの砂が混じっていると、そこから雑草が生え出てくる場合があります。
また、地べたに直接積み上げると、瓦礫のすき間を縫って雑草が伸びてくることもあります。
少しでも除草の手間を省きたく、ふるいにかけてコンクリート面に積み上げたという次第です。

 

瓦礫の量は、一輪車で15杯分ほどでした。

〈午前〉9時過ぎから作業を始め、正午までかかりました。(右上写真)

午後は、ジャガイモ畑を少し広げて施肥をし、その後、煙突掃除をしました。

※ ジャガイモの種イモが多く手に入ったので、それに合わせて畑を広げたという次第です。

 

煙突掃除を終え、木立をひと回りすると、もう夕方でした。

今〈午後6時8分〉、今日あったことを振り返りながら、このブログ記事を書いているのですが、

ほぼ真西を向いている窓から、鮮やかな夕焼け空が見えます。

冬の間、南寄りの西空に沈んでいた夕日が、いつの間にか窓の正面に沈むようになりました。

そして、日も長くなりました。

暖かい春分の日の前日でした。

【西行花伝:辻邦生著】を読む

【西行花伝】辻邦生著:新潮社〈菊版〉

【西行花伝】辻邦生著:新潮社〈菊版〉(右写真)を読んで印象に残ったくだりを紹介します。

① … … 運命が変わらなければ、新院はもはや何もお信じにはならないだろう。だが、運命は変わらない。変えられない。そのことを徹底して考えぬくほかはない。寂然、これは他人の問題ではない。われわれの問題でもあるのだから … … … 浮世の宿命は窮め難く、誰にも変えることはできない。だからこそ、歌によって、その宿命の意味を明らかにし、宿命から解き放たれ、宿命の上を鷲のように自在に舞うのだ。 … P391

② … 実は、師西行の本当の姿を知っていただきたかったのです。花鳥風月に物狂って現世の美酒に酔うのは素晴らしいことです。しかし都大路に行き倒れの男女の死骸が異臭を放ち、百姓が田畑を棄てて逃散するような時世に、自分ひとりが花に酔い、月を愛でても、それは一体何なりましょう。すくなくとも師西行はその道を取りませんでした。 … P514

 

【西行花伝】は、大部の著作で、印象に残ったくだりは、たくさんありました。

でも、今回は2つに絞り、それらについて思いを述べます。

上記①のくだりについて
定年退職してからやがて3年になろうとしています。
おかげさまで、毎日楽しく過ごしています。
が、その一方で、時間に余裕ができた分、自分に向き合うことも多くなりました。
今までの経験の中で、失敗したことなどもよく思い出します。
「あのとき、ああすればもっとよかったのに … 。」というふうに。
猛省しようが後悔しようが、どうしようもありません。
が、今回、辻氏の著書の中の上記①のくだりで、
… 考え抜き、その意味を明らかにし、解き放たれ、自在になる …
ことを知り、気持ちが少し和らぎました。

上記②のくだりについて
前回のブログ記事でもお伝えしたように、
レコードやBDに関心が向かないのは、実は、
上記②のくだりにある
自分ひとりが ……しても、それは一体何になりましょう
とよく似た思いが、私の胸の内にもあるのです。
あれだけ好きだった釣りに行かないのも、同じ思いからです。
レコード、BD、釣り等に対して漠然と抱いていた私の思いが、辻氏の著書を読むことによってはっきりしました。

レコード・BDに関心が向かないのは

この1年間ほとんど使っていないオーディオ機器

ついさっきまで、町会費納入通知のチェックをしていました。

※ 昨日すでに通知を作成し終わっているのですが、何しろお金のことですので、配布する前に再度入念にチェックしたという次第です。

 

で、今度は、何をしようか?

今にも雨が降りそうで、外に出て作業をするわけにもいかず … 、

といって、本を読む気にもなれず … 。
〈細かい数字をずっと見ていたので目がチョロチョロの状態〉

こんな場合、以前はたいていレコードを聴いたりBDを見たりしていました。
〈半分寝ながら〉

それが、最近〈とくにこの1年〉、レコードやBDに関心が向かないのです。

ソフトについては、車で20分ほどのところに、安価にレンタルしてくれるお店もあります。

手元には、まだ見ていないBDソフトもあります。

が、視聴しようという気にならないのです。

レコードを聴いたりBDを見たりするのは、悪天候が続く冬に多いのですが、それが、今冬は一度もありませんでした。

3年前に定年退職したときは、
… 室内でしたいことは、まずレコードとBD! …
とまで思っていました。

それで、オーディオ機器やソフトをプレハブのど真ん中に置きました。

それらは、いまや単なるお飾りになってしまったようです。(右上写真)

プロジェクターも100インチのスクリーンも、また、然り。

わかりませんな。

草庵で文に親しんで一日を過ごすつもりが

ちょうどおもしろいところを読んでいると、町会長さんが …

プレハブを揺するほどの強い北風。

時折舞い散る小雪。

最高気温は6℃とのこと。

冬へ逆戻りです。

風邪が完治していなく、今日は一日、プレハブ内で読書をするつもりでいました。

※ おかげさまで、何が無くても、今のところ、自由になる時間と薪だけはふんだんにあります。
〈ありがたいことです!〉

 

ここしばらくは西行関連の本を読んでいるのですが、 ” 草庵 ” という言葉がよく出てきます。
〈【草庵】:草ぶきのいおり。粗末な家 … 広辞苑第六版より〉

そのたびに、

「当時の ” 草庵 ” は、さしずめ今自分がいる ” 中古のプレハブ ” になるのかな」

と、思ってしまうのです。

まるで、” 出家者気分 ” です。

そして、今日もそのような気分に浸りながら、【西行花伝〈菊版〉:辻邦生著】を読んでいました。

P390~391で、これはと思う箇所に赤線を引きながら一人悦に入っていると(右上写真) … 、

「おはようございます。 … 〇〇さん、おるかねー 。」

という元気な声と同時に、プレハブのドアーが開けられました。

「この町会費納入通知を至急訂正してほしいんだけどー … … 。」

と、いうことでした。

草庵で文に親しんで一日を過ごすつもりが … 。

納入通知の訂正が終わったのは、午後2時過ぎでした。

思うようにいきませんな。