今日も雨。
止む気配なし。
CD、DVD、BDが並べてある棚の整頓をしました。
薪ストーブの影響か、ほとんどのディスクケースが、煤で黒ずんでいました。
一つ一つ拭き取っているうちに、『100分de名著 方丈記』を録画したディスクがあるのに気づきました。
※ ディスクには、私の字で、2012年10月に録画した旨書かれていました。
〈残念ながら、まったく記憶にないのです〉
方丈記といえば、5月から6月半ばにかけて、ほぼ毎朝〈文語文で〉朗読していました。
〈40分ほどで全文読めます〉
〈作物や花に水やりをするようになってから止めました〉
自己流で内容をほぼ把握しているとはいえ、専門家の方の考え方も知りたく、さっそく視聴しました。
とくに方丈記の最後の箇所
… 世をのがれて山林にまじはるは、心ををさめて道を行はむとなり。しかるを、汝姿は聖人にて、心は濁りに染めり … …
の辺りをどのように解釈されているのか、知りたかったのです。
・玄郁宗久氏〈作家・僧侶〉
… 執着を捨て切れず、今後も揺らいでいきますよ、と言っているようだ。 …
・小林和彦氏〈京都産業大学教授〉
… 長明は中途半端で悟り切っていないようだ。けど、それこそが方丈記の魅力。 …
執着を少なくしつつ、悟りに一歩一歩近づくように生きていくことかな。