よい意味での道楽じいさんになるように

【無所属の時間】山本七平著:PHP文庫

本ブログサイトのタイトルは『無所属の時間』です。

定年退職後に職に就いたり何らかの組織に属したりしようという気がなく、

ブログ記事を書き始めようとしたとき、かつて読んだ山本七平氏の著書(右写真)名を思い出し、それをタイトルとしました。

ただ一部しか読んでいなく、それで、タイトルだけ真似るのはあんまりですので、今回全部読みました。
〈いつかは読了しようという思いでずっといました〉

P36から
… 日本の伝統的な道楽は、原則として一人である。一人で晦日の花をいけ、一人で茶をたのしみ、一人で盆栽の手入れをし、一人でじっと竿先の浮子〈うき〉を見、一人で骨董をなでる、そして、これに共通するものは、ある対象と対面し、それに投入することによって自己の中に他者として、無所属の時間を獲得している、という点であろう。そしておそらく、遊びの中に個を確保するという一つの生き方が、人間関係が複雑なわれわれの社会における「道楽」の基本形なのである。 …

 

現在私が日々行っている木立の手入れが、大いに当てはまりそうです。

今までは ” 楽しいから ” ” 性に合っているから ” という気持ちで木立の手入れをしてきたのですが、

… 「道楽」という言い方もできそうですね。

 

ということは、私は道楽者?

よい意味での道楽じいさんになるようにします。