庭の雪も消えましたので、家に寄りかかっていた梅を処分することにしました。
※ 寄りかかっていた梅については、前々回のブログ記事をご覧ください。
父が大事にしていた梅ですので、処分することについて確認をとりました。
父曰く
「もうダメやと思うし、根っこから切ってくれいや。 … そやけど、残念やのお。 … むかし、同級生の山に生えとったのをもろうてウチまで持って来たんやったが。 … 300年以上の由緒ある梅で、植木屋さんに頼んでいいのにしてもらったのに。 … こう言うちゃなんやけど、 … この辺りでは最高の梅やったろなー … 。」
… … …
で、チェンソーで切ろうと根元に刃をあてがうと、幹が太いことに改めて驚きました。
直径が優に40㎝を超えるほどの太さです。
300年以上というのがわかります。
… が、切り始めると、刃がスッと中に入って行きました。
周りがほとんど腐食しているのです。
〈どうりで折れたんですな〉
硬い芯の部分はほんの少しでした。
切り終えて家の前まで運び出すと、
車に積むために小さく切り分けたとはいえ、あまりに雑な切り方をしたことを〈梅に対して〉申し訳なく思いました。(右上写真)
長く棲みついたふるさとを離れ、縁あってウチへ来てくれた梅 … 。
30余年、いつも家族みんなの目を楽しませてくれました。
ありがとう。