長かった冬ごもりもいよいよ終わりかな

レーキで10掻きほどするだけで、フレコンバックから溢れ出んばかりの量に … 。

先日までの積雪が嘘のようです。

連日の暖かい南風と早春の陽光のせいでしょうか、

木立に散乱していた杉の枝葉が、いっぺんに乾きました。

で、焼却するためにそれらを掻き集めました。

レーキで10掻きほどするだけで、フレコンバックから溢れ出んばかりの量に … 。(右上写真)
〈フレコンバックの大きさ … 径55㎝,高さ70㎝〉

 

散乱しているというより、降り積もったといった方が正確かも … 。

今冬の猛吹雪の凄まじさを改めて知りました。

1回の焼却で燃やせる量は、〈フレコンバック〉12~13杯分です。
〈それ以上燃やすと夜中まで燃え続けますので〉

ざっと見て、木立にあるもの全部を処理するには、10回ほど焼却しなければならないようです。

3月下旬になると空気も乾燥してくるので、できればそれまでに焼却を終えたいと思っています。

※ 杉の枝葉を放置しておくと除草の妨げになります。
〈これから除草のシーズンですね〉
また、延焼のおそれもあります。

 

今日は、杉の枝葉集めのほか、薪にするための丸太運びと〈出なくなった〉ヒラタケの原木処理もしました。

久々に長時間木立の中で作業をしました。

天気予報では、雨マークや雪マークもほとんど見られなくなりました。

長かった冬ごもりもいよいよ終わりのようです。

【人間この未知なるもの】カレル著 を読む

【人間この未知なるもの】アレキシス・カレル著/渡部昇一訳:三笠書房

【人間この未知なるもの】アレキシス・カレル著/渡部昇一訳:三笠書房(右写真)を読み、印象に残ったくだりを紹介します。

… 年をとるにつれ、顔には一層全体的人間としての感情や欲求や抱負が豊かに現れてくる。青年の美しさは、生まれつき調和のとれた顔立ちによるものである。年をとった人の美しさは、その精神からくるものであり、きわめて稀である。 … P95

… 交感神経は、原始時代の危険や荒々しさに対しては、十分に器官を防衛していた。しかしそれは、現代生活の絶え間ない衝撃に対抗できるほど強くできてはいない。 … P132

… デカルトはこの抽象概念を実際のものと信じ、肉体と精神を異質のもの、二つの異なったものと考えた。そこに彼の誤りがあった。人間に関する人間の知識の歴史全体を通じて、この二元論は重くのしかかっている。これが精神と肉体の関係について、誤った問題を提起しているからである。 … P146~147

… 美的活動には美を創り出すことと、美について深く熟考することとがある。その活動には、まったく打算的な考えは含まれていない。創造の喜びに浸ると、意識は自分を離れて他のものに吸収される。
… P161

と、大半は肯ける内容なのです

… が、

… 正直で頭がよくて、よく働く人でも、生涯運が悪かったり、事業に失敗したり、一生低い地位でうだつが上がらなかった人の息子たちは、高い潜在能力を持つことが稀である。 … P320

のように突き放した物言いをしている箇所も散見されます。

【人間この未知なるもの】が初めて出版されたのは、1935年〈昭和10年〉。

当時は、 ” 優生学 ” の考えが、今と比べて色濃くあったとのこと。

時代のせいもあるのでしょうか。

※ アレキシス・カレル〈1873~1944〉
フランスの外科医・解剖学者・生物学者
1912年にノーベル生理学・医学賞受賞

春を知らせる暖かい南風とフキノトウ

あれっ フキノトウが

雪がいっぺんに解けました。

日が差しているわけでもなく、雨が降っているわけでもないのに … 。

昨晩から吹いている南寄りの暖かくて強い風のせいでしょうか。

ひょっとして、春一番?

で、その暖かい風に誘われて、午前と午後に木立回りをしました。

木立には、今冬の度重なる猛吹雪によって吹き飛ばされた杉の枝葉が、一面に散乱しています。

折れたり倒れたりした〈7本の〉杉については、幹はまだそのままになっています。
〈枝葉は先日焼却しました〉

倒れた竹については、1本処理しただけで10本ほどが未処理のままの状態です。

他、〈出なくなった〉ヒラタケの原木の後片付け、切株の掘り起こし、瓦礫運び … etc.

積雪のためにできなかったことが山積しています。

 

雪が解け、地面が次第に乾いてくると、屋外作業がとてもやりやすくなります。

※ 冬期一番困るのは、地面がぬかるんでいて一輪車が使えないことです。
先日3日続きで晴れたとき一輪車を使ってみたのですが、タイヤが地面にはまり、にっちもさっちも行かなくなってしまいました。
積雪の場合は、一輪車どころかほとんどの屋外作業がお手上げ状態となります。

 

今日は、暖かい南風以外に、

もう一つ、私に春の訪れを知らせてくれたものが … 。

雪が消えた地面に、淡い黄緑色のフキノトウが清楚な顔をのぞかせていました。(右上写真)

善意ある近親者の尽力で何とかなりそう

私のところにも折れた木が

雪も風も止みました。

積雪15㎝といったところでしょうか。

午後、木立をひと回りしました。

隣接地との境界にさしかかると、

隣接地に生えていた杉の木が、人家に倒れているではありませんか。

 

その家〈人家〉の住人は不在でしたので、隣接地の持ち主の家に行って事情を伝え、倒れた杉の木の様子が見えるところまで案内しました。

「 … 困ったことになったのお。 … そやけど、〇〇さん〈人家の住人〉とこ、まだ何も言うて来んなあ。 … ひょっとして出かけた後に倒れたんかのお。 … … みんな、この地面〈隣接地〉の持ち主、ワシやと思うとるみたいやけど、実は、叔母の地面なんや。 … で、その叔母も亡くなってしもうて誰も手入れせんし、仕方なしにワシがしとるんや。 … まあ、今さらそんなこと言うても始まらんし、とにかく早う処理せんと。 … ケガ人がなーてホントによかったわ。 … 知らせてくれてありがとう。」

 

ケガ人がなーてホントによかったわ。」 … 同感です。

杉の木も、倒れたというより徐々に寄りかかっていったという感じで、屋根瓦も一枚も割れていないようでした。

幸いにも、善意ある近親者の尽力で、何とか事が収まりそうです。

 

実は、私のところにも、今冬の猛吹雪で倒れたり折れたりした杉の木があります。(右上写真)

手入れを怠らないようにしていかないと。

楽しめるうちに楽しんでおいた方がいい

屋根から落ちた雪で出入りが困難に〈自宅玄関前〉

〈午前〉10時頃、急用ができて自宅に戻ったときでした。

屋根から落ちた雪のために自宅に入るのが困難でした。(右写真)

※ 朝、出かけるときは、まだ屋根の雪は落ちていませんでした。

 

何とか自宅に入りました。

すると父から、

「腰が痛て〈痛くて〉、雪かきができんのや。 … これじゃ郵便屋さんやお客さんが来たときに入れんわ。」

と、雪かきを頼まれました。

用事を済ませた後、すぐに雪かきをしました。

正午前に終わりました。

 

午後5時近くに、プレハブで本を読んでいると、父から電話が … 。

「今夜、みんなでラーメン食べに行くのはどうや。 … ウチを出るのは、〈午後〉6時半や。 … それまでに帰って来たらええわ … 。」
下戸ゆえ、みんなが乗った車を運転するのはいつも私です。〉

※ みんなというのは、父、母、妻、私、子ども夫婦〈父から見ると孫…近くに住んでいます〉の6人です。

 

一方的な言い分ですな。
前もって言ってくれればよいのですが、いつも直前に言ってくるのです。

でも、おいしいラーメンも捨て難く、

また、今日雪かきができなかった父の様子から、

6人全員が揃って外食を楽しむなんて、そういつまでもできることではないかもしれないと思うと、

楽しめるうちに楽しんでおいた方がいいかな、と思ってしまうのです。

みんなで行ってきます!