木立を歩いていると、いつになく太い枝が落ちていました。
枯れたマツの枝です。
今まで落ちていたのは細いものばかりでしたので、それほど気になりませんでした。
が、腕より太く長さも1,5mほどの枝となると、万一当たった場合、ケガをしかねません。
マツの先の方を見上げると、葉っぱはまったくなく、傘の骨を思わせるような有様です。
下の方には、当ったらケガをしそうな太い枝がまだ何本も残っています。
以前はすぐ隣に立っている杉との間にあったすき間も、今はまったくありません。
完全にくっ付いています。
否、枯れたマツがまともに立っていられなくなり、杉に寄りかかっていると言った方が正確かもしれません。(右上写真)
よく見ると、マツに寄りかかられているせいか杉が少し傾いています。
マツも杉も高さはともに15mほどです。
が、太さとなると、マツの胸高の径は約25㎝、杉のそれは約20㎝ですので、杉が傾いても不思議はありません。
傾斜方向に鑑み、たとえ倒れても、所有地内に倒れてくれそうです。
が、悠長に構えているわけにもいきません。
あとひと月ほどすると、親戚や父の知人が、マツ周辺にあるタラの芽やコシアブラの芽を採りにやって来ます。
それまでに伐採しないと … 。
今日落ちていた太い枝は、
「オレは人を傷つけたくないんだ。」
というマツからのメッセージかも。