明朝の野外焼却の準備をし終えたときでした。(右写真)
「妻の従兄が亡くなった」との連絡がありました。
何人もいる従兄〈従弟,従姉,従妹〉の中で、私と同い年の従兄とのことでした。
彼とは何度か話したことがありました。
最後に話したのは4年前、つまり私が定年退職した年の春でした。
場所は、歯医者さんの待合室でした。
他のお客さんの手前、「元気か?」「ああ、おかげさんで。」程度のあいさつを小声で交わしただけでした。
そのとき、彼は、勤め先の会社名の入った作業服を着ていました。
同い年とは言いながら、私は早々とリタイヤ―して勝手気ままに過ごしている身 … 。
心苦しい気持ちになったのを覚えています。
彼も私も今年度中に65歳になるはずでした。
が、彼は亡くなってしまいました。
… 雇用延長を終えて自由の身になれるのを目前にして …
彼が仕事が ” 心底好き ” だったのならそれでよいのですが、 ” 生活のために ” ということであったのなら、残念としか言いようがありません。
おかげさまで私はこの4年間自由に過ごしてきました。
金銭的には窮屈な面もありますが、自由はそれを十分に補ってくれます。
妻の従兄へ。
ご冥福をお祈りします。
… ほんとうに好きなことができたんか? …