【寡黙なる巨人】多田富雄著:集英社(右写真)を読みました。
… 旅先の金沢で、突然脳梗塞の発作に見舞われたのは2001年の5月2日のことであった。
それまで定期的に検診を受けていたが、何の異常も発見されていなかったから、まったくの晴天の霹靂であった。 P230
多田氏が書かれたのとよく似た内容のことを一週間前に目にしました。
… 一昨年の2017年には、なんとか無事に〈定年後〉10年もったなと思ったが、まったく意想外だったことに、昨年10月、いきなり脳梗塞に見舞われた。一瞬何が起きたのかわからなかった。まさかの晴天の霹靂だった。 … …
健康診断は20年以上受けていなかった。 … … まあ、大丈夫だろうとの楽観はあった。 …
【定年バカ:続】勢古浩爾著:SB新書 P25
5.23付ブログ記事にて一部紹介。
そして、これまた上記二つとよく似たことが2週間ほど前に身近に起きました。
… 彼〈同じ集落に生まれ育った同級生〉は、風呂で亡くなっていた。風呂に入る直前までは働いていた〈自営〉のに。死因は入浴中に血圧が急に上がったとのこと〈脳梗塞?心筋梗塞?〉。 …
と、彼の従弟から聞きました。
まさに晴天の霹靂でした。
いつもなら本の中で印象に残ったくだりを紹介するところですが、今回は視点を変えました。
あまりにもよく似たことを立て続けに見聞きしたからです。
3者の共通点は、
・脳梗塞
・70歳前後のときに
・いきなり = 晴天の霹靂
ということです。
違いは、
・多田氏 … 発症後リハビリに尽力しましたが、以前のような生活に戻ることができませんでした。
9年後にがんが原因で亡くなられました。
著書【寡黙なる巨人】は闘病記といってもよく、倒れた後、氏がどのように日々を過ごされたのかが記されています。
氏の知性、教養、人生に対する姿勢等がひしひしと伝わってきます。
・勢古氏 … 大きな後遺症が残ることもなく、現在もご活躍中。
・同級生 … 入浴中に帰らぬ人となりました。
です。
どうまとめればいいのでしょう。
ありきたりですが、
健康に留意し、できるだけ好きなことをしていくことになるでしょうか。