【歎異抄】を座右の書として

左から 【歎異抄】安良岡康作訳注:旺文社文庫,【『歎異抄』を読む】田村実造著:NHKブックス,【歎異抄】本願寺出版社,【歎異抄をひらく】高森顕徹著:1万年堂出版

・【歎異抄】安良岡康作訳注:旺文社文庫(右写真)
・【『歎異抄』を読む】田村実造著:NHKブックス(右写真)

これら2冊、若かりし頃買うも、意訳を少しだけ読んでお蔵入り … 。

・【歎異抄】本願寺出版社(右上写真)
を退職時〈4年前〉に西本願寺〈京都市〉にて購入も、意訳を3~4回読んで枕代わりに … 。
〈親鸞先生、唯円先生、ゴメンナサイ。〉

 

どうして読むのを止めてしまったのか。

歎異抄第3章のあるくだりを例にとると、

… … 自力で修めた善によって往生しようとする人は、ひとすじに本願のはたらきを信じる心が欠けているから、阿弥陀仏の本願にかなっていないのです。しかしそのような人でも、自力にとらわれた心をあらためて、本願のはたらきにおまかせするなら、真実の浄土に往生することができるのです。 …
【歎異抄】本願寺出版社 P8より

とあります。

で、私は、

◇ 自力で修めた善によって往生 → これのどこがダメなんだ!
◇ 自力にとらわれた心をあらため → 努力するなっていうことか!

というように感じました。

他のいくつかの章においてもそのように感じたくだりがあり、そのことが、読むのを止めてしまった主な原因でした。

 

昨夕たまたまユーチューブで、菊谷隆太氏が歎異抄について語っているのを視聴しました。

今日も朝から雨 … で、プレハブに籠り、午前中ずっと氏のユーチューブを視聴していました。

昨夕の分と合わせ、全部で10番組ほど視聴したでしょうか。

歎異抄でいっている ” 他力  を単に他人頼みととらえていた自分が浅はかで恥ずかしく、情けなくなりました。

すぐにお蔵入りになっていた本を引っぱり出してきました。

そして、菊谷氏の推奨する【歎異抄をひらく】高森顕徹著:1万年堂出版(右上写真)を買ってきました。

※ これで歎異抄に関する本は全部で4冊となりました。(右上写真)
時と場合に応じて使い分けて読んでいきたいと思っています。

 

現在65歳 … 浄土真宗の門徒でもあります。

歎異抄を読むにはちょうどいい頃合いかも。

ひょっとして今回の秋の長雨が、歎異抄に結び付けてくれたのか … 。

これも ” ご縁 ” かな。

座右の書として、できれば原文で読んでいきたいと思っています。