【アバター】〈BD〉を視聴する

【アバター】〈BD〉

昨日、近くの古本屋さんで本を買ったついでにBDも1枚買いました。

【アバター】です。(右写真)

※ 先日、 ” 意識 ” に関する本を読んでいたとき、 … アバターの映画云々 … とありましたので、見てみようと買いました。
レンタルでもいいのですが、返しに行くのがお億劫で。
ちなみに中古で、税込み710円でした。
私の場合、内容が気に入ると繰り返し何回も見ますので。
〈読書もいっしょ〉

 

さっそく今日視聴しました。

” 意識 ” って体と別もんなんですな。

… 人間と別の体〈ボディ〉をつくり、そこに、ある人間の ” 意識 ” を送ると、そのつくられた体〈ボディ〉が、ある人間の ” 意識 ” を持って行動する。 …

単なる想像ではなく、実際に ” 意識 ” や ” 脳 ” の研究がかなり進んでいるということなんでしょうな。

そのうちに ” 意識 ” が無限にコピーできるようになったら、いったいどうなるんやろか?

科学に疎いといえど、考えさせられました。

 

その一方で、中味のいたるところ、巨大な草木や生きものなど、 ” アニミズム ” が色濃く漂い、

日々木立の中にいる私の心情に重なる場面も多く、なにか偉大なものに包まれているような気持ちになりました。

科学とアニミズムは通底しているのかな、とも思いました。

 

美しくてダイナミックな映像、そして、迫力ある音響 … 等、高いエンターテインメント性も兼ね備えた映画でした。

※ プロジェクター及び100インチのスクリーン、5,1chの音響機器で視聴しました。
〈専門誌に出ているような高級なものには程遠いのですが〉
幸いにも周りに人家がありませんので、音量を気にする必要もありません。

明日は終日雪とのこと〈外での作業は不可〉。

【アバター】をもう一度最初から見ようか。

710円は高くはないですな。

無所属の時間の中にいる男の年末の一日

参道の雪かきをする

間近に初詣を控え、神社の掃除をしました。

社の中を一通り掃除し、注連縄〈しめなわ〉を新しいものに張り替えました。

その後、神社に上る階段や参道の雪かきをしました。(右写真)

※ 今日は12月29日で、初詣までまだ数日ありますが、当番のみなさんが集まりやすいということで、掃除をしました。
予報によると、明日〈30日〉の午後からまた雪が降り出すとのこと。
もし元日までに雪が降り積もるようなことになれば、大晦日の夜に再度雪かきをしなければなりません。
〈そうなった場合は別の当番の方たちがなされます〉

 

神社から戻ったのは〈午前〉11時過ぎ。

昼食まで1時間ほどありましたので、自宅前の雪かきをしました。

 

昼食を終えると、なぜかしら何にもやる気が起こらず … 。
〈時たまこういうことってあるんですよね〉

気分転換に近くの古本屋さんに行きました。

新書版4冊とBD1本を買って1,630円払い、なんか得をしたようないい気分で帰ってきました。

そして、今、いつもより早い時間帯にこのブログ記事を書いています。

 

なんで、いつもより早い時間帯かって?

実はこの後、〈午後〉5時に子どもたち、孫たちが自宅にやって来て、いっしょに夕食を食べる予定なのです。

久しぶりで、とても楽しみです。

 

ということで、今回は、

無所属の時間の中にいる男の年末の一日をお伝えしました。

【ひねくれ一茶】を読む

【ひねくれ一茶】田辺聖子著:講談社

12月に入り、一茶に関する本を2冊読みました。

※ それらについては、
…12.5付ブログ記事『金子兜太養生訓】を読む…
…12.19付ブログ記事『小林一茶〈漂鳥〉の俳人』を読む…
をご覧ください。

で、一茶の生きざまをもっと知りたく、今回は【ひねくれ一茶】田辺聖子著:講談社(右上写真)を読みました。

以下、印象に残ったくだりです。

 


… 一茶は芭蕉の書もくりかえし読んだ。古今の歌書も俳書も読んでは書きとめ、書きとめては読み返した。しかし、句作のときはすべて忘れてしまう。ただ自分の腹の底の底から出てくるものだけに、耳傾ける。それはカンとしか、いいようがない。誰もいない道、まだ人の踏んでいない奥山をきわめたい、そんなカンにみちびかれるままにつくる。もっとも、それも、うんと人の句を見、知りおぼえた果てのことだった。 … P67


… … 俳諧に形のきまりはあるが、秘訣なんてありゃしねえ、教えるもんじゃなしに悟るもんだ。たとえば、庭の隅に、いい清水の湧く井戸を持ってるとする、人に汲み取らせて枯れさせてはならねえというので、きびしく柵を結いめぐらし、そのまま年を重ねると、いつか孑孑〈ぼうふら〉が湧いて蛭〈ひる〉が踊り、野中の埋れ井戸になってしまう、俳諧の秘伝口訣〈くけつ〉というのは、たいがい、こんなもの、 … … P130


… … 初雪や初しぐれや、ともてはやすのは、ゆたかに世を渡る人が楽しむ風流なのだ。日々のくらしに追われる貧者にとっては、悪いものが降る、と首をすくめるばかりだろう。そうだ、一茶の故郷の信濃〈しなの〉ではもう雪が降りはじめている頃だ。11月のはじめから白いものがちらちらする、人々は悪いものが降る、寒いものが降る、と口々に言い罵るのだ。やがて3,4尺も雪が積れば牛馬のゆき来は、はたと止まり、長い冬がくる。だから初雪を村人はどんなににくむか、 … …
P312

 

上記①②については、私も日々よく似たことを行ったり思ったりしています。
… 新しい物事には、過去の事例を調べたり経験者に聞いたりしてから取り組む …
… 秘訣より、試行錯誤の繰り返しから得た気づき〈悟り〉によって行動することがほとんど …
ただ、一茶は、それが徹底していて、また、自分にとても厳しいんですな。

③については、一茶の自然に対する思いにだんだん近づいてきたように思っています。
勤めていた頃は、仕事の内容が自然の影響をもろに受けるようなものでなかったせいか、自然の ” 美しさ ” に目が行きがちでした。
が、退職後、毎日木立の手入れをするようになってからは、自然の ” 厳しさ ” の方に目が行くようになりました。
猛暑下での除草もたいへんですが、積雪となると、外で作業をしようにもまったくできないのです。
おまけに雪かきにけっこうな労力を割かなければなりません。
とくに今年のように、早くから積雪状態ということになると、雪をにくみたくもなりますわな。

私ができるのは暖房とお茶と聴くこと

雪に埋もれつつある温州みかん

今日も寒い。

積雪10㎝といったところか。

ブログ記事を投稿し終わり、読書をしようと思いきや、知人が訪ねて来ました。

※ 彼〈知人〉は、私より1歳年下で、かつては集落の住人でした。
が、20年ほど前に他集落に引っ越していきました。
実家は残ったままになっていて、時折り様子見に来ているようです。

 

「雪が降ったんで実家の様子を見に来たんや。 … で、〈私の〉車があったんで寄ったんや。」

「おお、元気やったか。まあ、入れや。 … もう年末休みに入ったんか。」

「まだや。 … ワシももう歳やし〈64歳〉、忙しないときは無理して行かんでもいいんや。で、今日は休みや … 。」

 

・家族がみんな元気でいること、
・健診で血糖値に異常があったが、病院で再検査すると正常だったこと、
・実家を解体したいけれど、解体費が高いので躊躇していること、
… 等、あれこれ3時間近く話しました。

帰り際、
「今日はいきなり寄らせてもろうて、長居してしもうた。」

「気にせんでええ。 … いつでも寄れや。 … 何もできんけど、暖房とお茶と話を聴くことならできるわ … 。」

 

彼が帰った後、晴れていましたので、木立をひと回りしました。

竹やぶ跡に植わっている温州みかんが、雪に埋もれつつありました。(右上写真)

今度訪ねて来たときは、温州みかんを食べながら話そうか。

日が射し始めるとしぜんに体が外に

木立の間から日射しが 2021 12.26 2:40PM  木立前

朝玄関の戸を開けると、積雪なし。

雪かきをせずに済みました。

朝食後、すぐに自宅を出ました。

 

木立に着いて車から降りると、雪が舞い散り、冷たい北風が。

プレハブに入るや否や、薪ストーブを焚きました。

予報によると、今日の最高気温は0度に達しない〈真冬日〉とのこと。

こんな日は外出しないのが一番。
〈テレビでも不要不急の外出をしないように言っていますな〉

終日室内に籠って読書をすることに。

※ プレハブでは、BD、レコード等が常時見たり聴いたりできるようになっています。
また、プレハブに隣接する作業小屋には、いつでももの作りができるように材料や工具も揃えてあります。
〈作業小屋には薪ストーブまで設置してあります〉
… 外で作業ができないときに屋内で有意義な時間を過ごすために …
が、ほとんど使っていないのが現状。
〈理由はわかりません〉
外で作業ができない日は、たいてい読書をしています。
昨年あたりからユーチューブもけっこう見ているかな。

 

今読んでいるのは、【ひねくれ一茶】田辺聖子著:講談社です。

おもしろい。

この調子でいくと、明日読み終わりそう。

 

が、日が射し始め、窓が明るくなってくるとしぜんに体が外に … 。

午後のいっとき晴れ間がありましたので、木立をひと回りしました。(右上写真)