知人が置いていったモチ(右写真)を見ながら、昨日のことを思い出しています。
知人は、昨日の午後訪ねて来ました。
彼〈知人:66歳〉は、昨春に延長していた仕事も終え、それ以来日々自分の時間を楽しんでいます。
2か月に1回ぐらいの割合で訪ねて来ます。
で、話す内容はほとんどが彼の家族のことで、端的にいうと、
「妻や子どもといえど、こうも価値観が違うものか」
ということになります。
彼は、長らく〈私より10年も長く〉身を粉にして家族のために働いてきました。
そして、昨春に晴れて自由の身になりました。
… が、彼の場合、田畑や手入れする木立もなく、終日家にいることもけっこう多く、家族と向かい合う時間がいっぺんに増えました。
それで、前述のごとく「妻や子どもといえど … … 」の思いを強く抱くようになってしまったのです。
彼より人生経験が1年少ない私は、せいぜいが
「誰しも大なり小なりそのようなことを思いながら生活しているんではないでしょうか。」
と言う程度で、ただ聞いているばかりです。
『付かず離れず』という言葉が頭に浮かびました。
デジタル大辞泉によると
… 近づき過ぎず、そうかといって離れもしないで、一定の距離を保ちながら関係を続けるさま …
とのこと。
容易なことではないですな。
今度来たときにモチを食べながら続きを聞かせてもらおうか。