【「孤独」という生き方】織田淳太郎著:光文社新書(右写真)を読み、印象に残ったくだりを紹介します。
①
… 背伸びすることなく、自分の寸法に合った生き方で、自分にできることだけをすればいい。別に小さなことだっていい。自分にできることを達成することが大切だと思うし、そういう気持ちがなければ、何を求めても満足はしないし、意味がないと思うんです。 …
P110
②
… いまの時代、豊かさを何でもお金や物に換算する人間ばかりや。ホントの豊かさとは心の豊かさであって、お金じゃないんだよ。六本木の超高級マンションなんかに住みたいやつの気がしれんな。そんな金があったら、山でも買って、そこで動物や虫たちとのんびり暮らしたほうがはるかに贅沢や。 …
P216~217
上記①のくだりは、著者〈織田氏〉の知人で、80歳近くの女性の方の言葉である。
彼女は現在人気のない山奥に一人で暮らしている。
暮しはじめて10年以上経っているとのこと。
上記②のくだりも、著者の知人で、75歳ほどの男性の方の言葉である。
彼も山奥で暮らしており、そのような生活を始めてから30年以上経っているとのこと。
お二人とも孤独ではあるが、 ” 一人ぼっち ” という意味合いは薄い。
世の中とつながりを持ちつつも、他人に惑わされることなく、ゆったりとした時間の流れの中で凛として生きている。
私もそのようにしたいのだが … 、
まだまだですな。