【撤退戦の研究】半藤一利 江坂 彰:青春出版社(右写真)を読みました。
太平洋戦争及びバブル経済の失敗の原因を知ることができました。
いつもなら印象に残ったくだりを紹介するところですが、今回は、江坂氏の一文から自分が思ったことを述べさせていただきます。
… 経済大国となり、夢がかなったとき、これから日本はどうするかという問題を考えていませんでした。 … P171
※ 1980年代に日本経済がアメリカを追い抜いたと思われていた頃、当時のリーダーたちが日本の進むべき道を明確に描けなかったことを言っています。
〈その後バブルがはじけて失われた30年となり、今日に至っています。〉
上記の一文は、経済大国になった日本にだけではなく、個人にも当てはまるのではないでしょうか。
… 飯が食え、おまけに自分の時間が持てるようになった。 … さてこれからどう生きるか。 …
というふうに。
私の場合は、今までブログ記事でお伝えしてきたように、定年退職後、木立〈0,5ha〉の手入れにいそしんできました。
” 荒れ果てた木立を果樹園やガーデンにできないかな ” という一心で手入れをしているうちに木立がだんだんすっきりしてきました。
で、最近では、
「集落の景観がよくなってきている」
と言う人まで出てきました。
〈集落のほぼ中心に位置する0,5haは大きいですな〉
私の場合はたまたまそのようになったのですが、
やりたいことをやってそれが他人の役に立つ
ことって、他にもけっこうあるのではないでしょうか。