またもや大いに反省

早く春にならないかな 2022 2.22 11.35AM 木立前で

昨日はおつりの件で大いに反省しました。

で、今日はというと …

 

朝、親戚の奥さんを病院に送りました。

彼女を病院の玄関前に降ろし、駐車場に車を置いてきて病院に入ろうとすると、係の方から声をかけられました。

「あのー、マスクのない方は病院の中に入れないんです。」

… 不覚でした。

冷たい風が吹き、雪の舞う中、150m離れた駐車場を往復する気になれず、マスクを買いました。

※ 病院の中にマスクの販売機があるんですな。
とにかく中に入れないので、係の方にお金を渡して買っていただきました。
〈ちなみに2枚で100円〉

 

で、マスクをして病院に入ると、親戚の奥さんがやって来て、

「あのう … 今、受付の人と話してきたんやけど、診察を受けられんていうことや。 … 薬が切れたり体の具合が悪かったりした場合しか診てもらえんていうことや。 … まあ、今んとこ薬もあるし、具合もひどくないし、 … … ホントに悪かったのお … 。」

… … …

むしろこの前の受診時に〈2.18付ブログ記事参照〉、お医者さんの話をしっかり聞いていなかった私に責任がありますな。

 

マスクのことといい、いいかげんに人の話を聞くことといい、またもや大いに反省する次第となりました。

【追伸】

とにかく早く春になってほしいですな。(右上写真)

頭も体も使い方が足りんのや

7冊のうちどの本を最初に読もうか決めかねていたのでしたが …

今日は歯の治療を受ける日でした。

 

【歯医者さんに行く前】

昨日本を読み終わったので、次に読む本を準備しました。

読みたい本は7冊 … 机上に積み上げました。

どれをはじめに読もうか決めかねているうちに歯医者さんに行く時間になりました。

【歯医者さんで】

〈いよいよ部分入れ歯です〉
麻酔注射後抜歯し、〈部分入れ歯をするための〉型をとりました。
続きは後日ということで本日の治療は30分で終了。

で、治療費を支払ったときに
私:「あのう … まだ、おつりを … 。」
受付の方:「さっきお渡ししましたよ。」
ポケットをモゾモゾ探すと、確かにおつりが。
〈おつりをもらったのをまったく覚えていませんでした〉
ていねいにお詫びをしました。

【歯医者さんから戻ってきて】

机上に積み上げたままになっていた7冊の本に目が行きました。(右上写真)

戻ったときにそれらの中から一冊選んで読む予定でいました。

… が、読もうという気になれませんでした。

 

「オマエ … 本読む前にもっと気いつけんならんことあるんやないか? 歯医者さんでのおつりの件、情けなかったわ。 … 楽な生活ばっかりしとるんで、頭が働かんのになったんと違うか? … この前は腰痛やったし、頭も体も使い方が足りんのや … 。」

と、心の声が聞こえてきました。

【「明治」という国家】を読む

【「明治」とう国家】司馬遼太郎著:日本放送出版協会

【「明治」という国家】司馬遼太郎著:日本放送出版協会(右写真)を読み、印象に残ったくだりを紹介します。

… よくやった過去というものは、密かにいい曲を夜中に楽しむように楽しめばいいんで、日本海海戦をよくやったといって褒めたからといって軍国主義者だというのは非常に小児病的なことです。私はかれらは本当によくやったと思うのです。かれらがそのようにやらなかったら私の名前はナントカスキーになっているでしょう。 … P211

… 明治維新の最大の功績者は、まず徳川慶喜だったでしょう。かれは幕末、外国文書では ”日本国皇帝” でした。それが、鳥羽・伏見における小さな敗北のあと、巨きな江戸期日本そのものを投げだして、みずからは水戸にしりぞき、歴史のかなたに自分を消してしまったのです。退くにあたって、勝海舟に全権をわたし、徳川家の葬式をさせました。となると、明治維新最大の功績者は、徳川慶喜と勝海舟だったことになります。 … P244~245

… 西郷〈隆盛〉が東京にいたたまれなくなったのは、じつは政論・政見といったものよりも、馬車に乗り、ぜいたくな洋風生活をとり入れて民のくるしみ(百姓一揆が多発していました)を傲然と見おろしているかのような官員たちの栄華をこれ以上見ることに耐えられなくなったからでした。西郷は、真正の武士でした。 … P268

… 西南戦争を調べていくと、じつに感じのいい、もぎたての果物のように新鮮な人間たちに、たくさん出くわします。いずれも、いまはあまり見あたらない日本人たちです。かれらこそ、江戸時代がのこした最大の遺産だったのです。そして、その精神の名残が、明治という国家をささえたのです。 … P270

 

列強が虎視眈々と日本を狙っていた時代に、先人たちは、江戸期日本から「明治」という国家を立ち上げました。

多大な犠牲の上に成り立った国家でした。

それを可能にしたのは、

徳川慶喜、勝海舟、西郷隆盛、大久保利通をはじめ、

『私心のなさ』『誠実』『質素』『勤勉』『自立』『倹約』『聡明さ』を地で行くような当時の人たちでした。

彼らに改めて感謝する次第です。

 

前々回のブログ記事でも言いましたが、

司馬遼太郎の著書を読むと、

「日本っていい国なんだなあ。いいことは継いでいかないと … 。」

といつも思うのです。

ことの発端は食べ過ぎ

ストーブに二つの椅子を寄せ、右の椅子に深く座り、左の椅子に足を乗せるという恰好で読書を。

雨で外に出られず、プレハブ内で読書の続きをすることに。

昨日同様、ストーブに二つの椅子を寄せ、一方に深く座り、もう一方には足を乗せるという恰好で。(右写真)

行儀が悪く、著者に申し訳ない。

 

で、午前午後とあわせて5時間余り読書に臨んだのでしたが。

… 半分以上居眠りをしてしまいました。

その一因は、暖かいストーブの傍であまりにもリラックスした姿勢で読書をすることにあると考えられます。

現に昨日、〈昼食後でしたが〉30分ほど居眠りをしてしまいました。

… が、今日は昨日と同じストーブの傍で、同じ姿勢だったにもかかわらず、どうして30分で済まなかったのでしょう?

 

風邪薬を飲んでいたことが主な原因かと思われます。
〈風邪薬には睡眠を誘引するようなものが含まれているようです〉

実は昨晩眠れず、布団から顔と手を出した格好で深夜まで本を読んでいました。

暖房を入れずに寒い寝室で。

それで、鼻水が出てしまっておまけに微熱状態に … 。

 

どうして眠れなかったのかって?

夕飯を食べ過ぎて胃の調子がおかしくなったのです。
〈食べ残したくないので無理をしたんですな〉

で、それが収まるまで読書をしていたってわけ。

が、まさか風邪を引くことになろうとは … 。

ことの発端は食べ過ぎにあるようです。

すてきな読書タイムは夕日で終了

本日の読書は西窓から射し込んできた夕日で終了 2022 2.18 4:55PM

午後は読みかけの本〈明治という国家:司馬遼太郎著〉の続きを読みました。

薪ストーブの傍に二つの椅子を寄せ、一方に深く座り、もう一方に足を乗せながらという恰好で … 。

※ 案の定途中で30分ほど居眠りをしてしまいました。
読む姿勢といい、居眠りをしてしまったことといい、著者に申し訳ない。

 

途中で一度休憩がてら木立をひと回りしたきりで、あとはずっと ” 司馬ワールド ” を漂っていました。

江戸から明治に移り変わっていくときの雰囲気が、ビビッドに伝わってきます。

まるで私自身が当時の志士であるかのように、幕末の危なっかしい日本を心配しています。

小栗豊後守忠順、勝海舟、パークス〈英国公使〉など、個性的な人たちを間近で見ているようです。

そして、いつの間にか

「日本っていい国なんだなあ。いいことは継いでいかないと … 。」

というような気持ちになっている自分 … 。

※ 今までに司馬氏の著書を数十冊読んでいますが、どれを読んでもなぜかしらそうなるんですな。

 

漂っているうちに西窓が急に明るくなりました。

木立の木々の間から射し込んできた夕日でした。(右上写真)

時計を見ると、4時55分。

「司馬ワールドもええけど、続きは明日読めばどーや。」

と言っているようでした。

すてきな午後でした。