キョウイク・キョウヨウがあるっていい

削った土を運んで木立の窪地を埋めました

最近次のような話を聞きました。

 

A:5年前に定年退職した独身男。
素封家に生まれ育ち、今は一人暮らし。
退職後は職に就かず、家、屋敷、畑、山林の手入れに専念。
〈田は農業法人にお任せ〉

B:昨年雇用延長を終了した男。
新興住宅地に奥さんと二人暮らし。
雇用延長終了後はフリー。

Bがまだセールスマンをしていた頃、Aの家へちょくちょく出入りしていたらしく、BとAはお互いに知っている間柄。
つまりセールスマンと客の関係。
で、Bが雇用延長を終了した時点でその関係も切れているはずなのに、いまだにAの家へちょくちょく来ているとのこと。
商売ではなく遊び〈暇つぶし〉に。
ときには昼食時にやって来て、いっしょに食べることもあるという。
Aは、
「Bは長い間、時間に追われるだけの生活だったので、時間の使い方がわからないのだろう。また、収入がなくなり、年金だけになったので心細いのかもしれない。 … 私〈A〉も退職後しばらくはそうだった。 … が、畑や山林など、キョウイク・キョウヨウがあったので何とかやってこれた。 … 彼〈B〉にも彼の性に合うたそんなもん〈の〉が必要やのお … 。」
と言っていたという。

 

私は今日、一日中土運びをしました。(右上写真)

キョウイク〈今日行く〉・キョウヨウ〈今日用〉があるっていいですな。

行者ニンニクの世話を気長にしていきたい

行者ニンニクの芽でしょうな

ピンクの識別テープを結わえた支柱近くに、周りの雑草とは毛色の変わった草が … 。

その支柱は、昨年の夏、行者ニンニクを植えたときに、間違って刈ったり踏みつぶしたりしないように目印として立てたものです。

※ 行者ニンニクは知人からもらいました。
その経緯については、2021 8.28付ブログ記事『行者ニンニクを植えました』をご覧ください。

 

昨夏に植えたときは、一見笹のような葉っぱの形で、色はつやのない淡い緑色だったように記憶しています。
〈上述ブログ記事掲載の写真をご覧ください〉

で、本日木立で見た葉っぱは、それとは少し異なっているように見えました。

うれしさのあまり、行者ニンニクの芽だと思い込んでいるだけかもしれません。(右上写真)

集落に行者ニンニクを栽培している人がいなく、すぐに確かめられないのが残念です。

ネットで、行者ニンニクの芽の写真を見てみると、木立に生えているものととてもよく似ていました。

自信のほどは、8~9割といったところか。

今度知人が訪ねて来たときに、確認してもらうつもりでいます。

 

前回のブログ記事で紹介した子規の俳句もそうですが、何事も新しいことを知ったり経験したりすることは、わくわくして楽しいものです。

行者ニンニクは、播種から収穫まで5~7年かかるそうです。

気長に世話をしていく心づもりでいます。

毎年よ彼岸の入りに寒いのは

寒の戻りですな 2022 3.18 3:00PM 木立前で

寒い!

朝から気温がほとんど変わらず、最高気温7℃といったところか。

寒の戻りですな。(右写真)

 

外はずっと雨風状態で出る気になれず、プレハブ内で旧暦に関する本を読んでいると、

『毎年よ彼岸の入りに寒いのは』

の俳句が目に入ってきました。

彼岸入り?

まず、彼岸とは、春分、秋分の日を中日として、その前後7日間をいいます。

俳諧ではとくに春の彼岸をいうそうです。〈広辞苑第六版より〉

今年の春分の日は3月21日 … その前後7日間となると、3月18日から3月24日までが彼岸期間となります。

で、彼岸入りは3月18日となり、今日がまさにその日に当たります。
〈ちなみに3月24日彼岸明け〉

 

季節の節目をぴったりとらえた〈上記の〉俳句が気になりましたので、ネットで調べてみました。

以下、ネット【きんくんの閑談R‐ 楽天ブログ】より

… 明治26〈1893〉年3月に、正岡子規が母に「彼岸というのに、寒いね」とつぶやくと、母は、「毎年よ、彼岸の入りに寒いのは」と答えたそうです。
そのとき、子規は、母の答えが五七五になっていることに気づき、子規は、そのまま一句にしたとのことです。 …

 

寒さゆえに新たに一句を知ることとなりました。

今後、この季節を迎えるたびに 子規の『毎年よ … … 』の句を思い出すことでしょう。

いつの間にか寒がりジイサンに

ここ数日間に抜根したものをプレハブ前に並べました

昨日、一昨日の抜根作業で、チェーンブロックを引き過ぎたようで、腹筋が筋肉痛になりました。

疲れもたまってきました。

おまけに冷たい北風も吹いていましたので、午前中で抜根作業を打ち切りました。
〈サボり癖がついてきたか〉

 

午後は、木立に抜根したままになっていたものを、一輪車でプレハブ前まで運んできました。(右上写真)

※ プレハブ前はコンクリート面になっていて、日当たりもいいので、刈り取った草や抜根した切株などを干すにはうってつけの場所です。
また、高圧洗浄機で根っこに付着した土を洗い落とすときも、地面の泥の跳ね返りがないので、作業がしやすいのです。

 

で、運び終わったのは3時頃。

明日から荒天が続くそうで、少し早かったのですが、煙突掃除をすることに。

1時間ほどで掃除を終え、暖かいストーブの傍でお茶を飲んでいると、いつの間にか眠っていました。

集落のスピーカーから流れてくるメロディで眼が覚めました。
〈私の住んでいるところでは、午後5時になるとメロディが流れます〉

 

ブログ記事の下書きに取りかかり、しばらくすると親戚が訪ねて来ました。

畑に撒くために灰が欲しいとのことでした。

外に出、灰の入った容器を親戚の軽トラに積んでいるときの風の冷たかったことと言ったら … 。

いつの間にか寒がりジイサンになったかな。

腐っても根っこかな

松の根株の下には太い根っこが

昨日に続き、今日も抜根。

栗と椿の抜根を終え、松の抜根に取りかかりました。

 

その松は、私が木立を所有した頃〈10年ほど前〉、すでに立ち枯れていました。

※ 根元径が40㎝ぐらいありますので、葉っぱが青々としていた頃は堂々とした立派な松だったと思われます。
〈ちなみに高さは15mほど〉

で、5年ほど前の冬に猛吹雪により倒れて根元部分だけが残り、今ではその大半が腐食状態でした。

鍬の先でつつくと腐食した箇所がポロポロと崩れ落ち、最後に直径10㎝ほどの芯のようなものだけが残りました。

足で押してみたのですが、ビクともしませんでした。

 

土を取り除き、根元から出ている根っこの付け根にワイヤーロープを結わえ、チェーンブロックで引っ張ってみました。

が、これまたうんともすんとも言わず。

力を入れて引っ張れば引っ張るほど、三脚の脚が地面にめり込み、ワイヤーロープが根っこの付け根に喰い込む始末 … 。

ワイヤーロープにいたっては外れなくなってしまいました。

 

結局、根元から出ていた4本の太い根っこをチェンソーで切り離し、それぞれ1本ずつチェーンブロックで引き抜きました。

最後に根株本体を引き抜いたとき、何とその下には長径25㎝、短径15㎝ほどの根っこがくっ付いていました。(右上写真)

どうりで抜けなかったわけです。

” 腐っても根っこ ” かな。