あっという間に過ぎた一週間

草だらけの竹やぶ跡

午前中は亡き主の家へ行っていました。

午後久しぶりに木立を回ると、木立の前も後ろも横も、至るところ草だらけ。(右写真)

※ 木立前の草の様子については、前々回のブログ記事に掲載の写真をご覧ください。

どこから刈り始めてよいかわからないほどに、わずかの間にホントによく伸びました。

草刈機は昨秋に物置に仕舞ったまま … 。

物置から引っ張り出してきて点検もしなければなりませんので、ある程度の時間が必要です。

あわてて作業をするとケガをする率が高くなりますので、今日は作業をしないことにしました。

 

で、プレハブに入って掃除をしました。

本を整頓しているときにふと時計を見ると、針は〈午後〉4時少し前を指していました。

… … …

ちょうど1週間前の同じぐらいの時刻にあったことを思い出しました。

高齢者施設でベッドに寝ていた主の傍で、お医者さんが、
「〇時〇〇分、死亡を確認しました。」
とおっしゃったことを。

 

その後は、
数回にわたるセレモニーセンターとの綿密な打ち合わせ、納棺、通夜、香典の受付け及び集計、本葬、遠方の親戚の送迎 … 等、こじんまりした家族葬といえどもてんてこ舞いでした。
〈長男はもっとたいへんだったと思います〉

昨日の午後になって、ようやく落ち着いたかなという感じでした。

あっという間に過ぎた1週間でした。

草刈りはボチボチ … 。

亡き主からの贈り物

遺影を包み込む胡蝶蘭

葬儀が終わって3日目。

買い物や歯の治療等で、亡き主の家に着いたのは〈午後〉2時頃。

 

車から降りると、春の日差しの下、奥さんが洗濯物を干していました。

ありふれた日常の光景に、3日前にほんとうに葬式があったのかと思うほどでした。

静まり返った仏間に入り、
「今日も手伝いに来たわ。」
と胡蝶蘭(右上写真)に包まれた遺影に手を合わせました。

※ 葬儀が終わっても、けっこう弔問客が訪れたり葬儀関係者が出入りしたりするものです。
で、高齢〈90歳〉の奥さん一人では対応が難しく、私が手伝っているという次第です。
〈身内で一番暇なのは私でしょうな。 … こんなときにこそ役立たないと!〉
〈長男は昨日より勤めに出ています。 … そのわけについては、前回のブログ記事をご覧ください。〉

 

さっそく、昨日私が帰った後に集まった香典袋を開け、名前と金額をパソコンに打ち込み、直近の香典一覧の作成に取りかかりました。

今回の葬儀での私の主な役割は、香典の集計と遠方からの来客の送迎。

遠方からの来客はすべて葬儀後に帰ってしまったので、今や香典の集計が唯一の手伝いと言ってもいいくらい。

それも葬儀後3日目ともなると、香典の数もわずかで作業もすぐに終わりました。

 

あとは来客が少しあるだけで、ほとんどが遺影を見ながら在りし日の主のことを思い出したり、お茶を飲みながら奥さんと話をしたりと、ゆったりと寛ぐ時間となりました。

午後6時過ぎに長男が勤めから戻って来ると、直近の香典一覧を渡し、亡き主の家を後にしました。

 

” ゆったりと寛ぐ時間 ” は、亡き主からの贈り物だったような … 。