暑さ寒さも彼岸まで

木立前で 2022 9.24 5:00PM … 日没が早くなりました

朝8時過ぎに近くのホームセンターに行くと、

駐車場がほぼ満杯で店内に入ると、お客さんでいっぱい。

いつもは閑散としているのに。

で、店員さんにそのわけを尋ねると、

「お客さん、ご覧の通り、今日はほとんどの品物が大安売りなんですよ。新聞にいつもより大きなチラシが入っていませんでしたか。」

納得 … 物価高の折ですからな。

※ 行きつけのホームセンターは食料品もたくさん扱っていますので、女性の方もけっこういらっしゃいます。
が、今日は特別でした。
レジというレジすべてが大行列でした。
やはり買い物は平日の開店時間〈混んでないので〉に限りますな。

 

戻ってくると、すでに9時半を過ぎていました。
〈いつもは9時前に帰ってきます〉

すぐに除草に取りかかりました。

ひと頃と比べ草の成長がぐんと遅くなっていますので、今日除草した箇所は来年までする必要がありません。

そう思うと、あの暑かった夏が妙に懐かしくなりました。

作業のしやすい気候も手伝い、午前、午後を合わせて5時間近く除草をしていました。

その後、井戸水を汲み上げ、ピーマンの収穫をしているうちに夕方に。(右上写真)

風が冷たく感じられるくらいでした。

 

今日は9月24日〈昨日は秋分の日でした〉。

… 暑さ寒さも彼岸まで … うまく言ったものですな。

【日本の心を旅する】を読む

【日本の心を旅する】栗田勇著:春秋社

朝の晴れ間に昨日の作業の続きをしました。

イチゴの苗をポットに植える作業ですが、ちょうど植え終わったときに雨が降り出しました。

何事もやり終えるとスッキリしますな。

 

その後、読みかけの【日本の心を旅する】栗田勇著:春秋社(右上写真)を読了しました。

印象に残った箇所を紹介します。

… … 「万葉集」から「古今集」「新古今集」の和歌が四季をうたうことにいかに熱心であったか。また、さらに連歌、俳諧にいたっては四季の季語がなければ、句が詩が成立しない。言葉をかえれば、四季を除いたら文学や詩が成立しないという国は他にはない。 … P99

… 最澄・空海の平安大乗仏教も、一口で言えば、中国仏教の日本化だった。そこには、自然の四季の生命が決定的に取りこまれる。この自然の生命観を仏教に生かしたのが、後の本覚〈ほんがく〉思想と呼ばれ、日本の伝統芸能でも「草木国土悉皆成仏」として、その後の日本イデオロギーの底流として生きつづけることになる。 … P220

… 従来から日本の宗教界には神道があって、そこに中国から仏教が入ってきたというのではなく、日本の宗教的地盤には在来信仰があって、それが外来仏教の刺激によって一つの日本の仏教として形成されていったと考えられる。
… … 日本では、黄泉〈よみ〉の国、常世〈とこよ〉の国、母の国、地の国などといわれるように、昔から他界思想が豊かにイメージされてきた。日本文化の基盤には、このような他界というもう一つの世界を、はっきりイメージする習慣があったことを忘れてはならない。 …  P262

 

一日の大半を木立で過ごしているせいでしょうか、あるいは年とったせいでしょうか、はたまた気ままに生活ができるようになったせいでしょうか、自然や四季の移ろいがとても身近に感じられるようになってきました。

著者の言う ” 日本の心 ” に私の心がだんだんと重なってきているようです。

読んでいるうちに心のふるさとに戻ったのか、懐かしく落ち着いた気持ちになりました。

昨日は来客で今日は雨で作業が中断

30本の苗をポットに植えた時点で雨が降ってきました

昨日は来客のために伐採杉の後処理が中断してしまいました。

で、午前中その続きをしました。

 

今シーズンすでに杉9本、山桜2本、合わせて11本を伐採しました。

いずれも小ぶりの木ばかりですので、薪ストーブ、薪風呂の1年分の燃料には到底及びません。

この後、杉16本、アテ2本、合わせて18本を伐採する予定でいます。

それらはいずれも電線及び人家の間近に立っていますので、プロの方にお願いしました。

※ 失敗しても自分の所有地に倒れるような場合は、私が伐採します。
が、失敗してみなさんに迷惑がかかるような場合は、プロの方に頼んでいます。
頼むといっても伐採だけです。〈後処理はすべて私がしています〉
木立は交通の便がよいところにあり、また足場もよく、おまけに大木もないので、伐採費用もそれほどかかりません。
伐採木の処理も頼むと費用が一挙に跳ね上がります。

 

午後はイチゴのランナーから出ている株をポットに植えました。

ふつうは2番株、3番株を植えるのですが、時期が遅すぎたのかランナーがゴチャゴチャに入り交じっていて、2番、3番、4番の区別がつきませんでした。

で、適当に植えました。

100本植える予定が、雨のために30本植えた時点で中断。(右上写真)

 

昨日は来客で、今日は雨で作業が中断 … 思うようにいきませんな。

家族に迷惑をかけない程度にしたいことを

中途半端になった伐採杉の後処理

昼食のカップラーメンを食べようとしていると、知人が訪ねて来ました。

※ 今日訪ねてきた知人
昨年の春に雇用延長を終了し、現在は無職。
私より1歳年上。

「〇〇さん〈知人のこと〉昼飯は終わったんですか。」

「まだや。 … 気使わんでもええわ。」

幸いにも買い置きのカップラーメンがまだありましたので、湯を入れて出しました。

 

「久しぶりですね。お元気でしたか。」

「おかげさんで。 … アンタんとこ来ようと思うとったんやけど、中学生にバレーボールを教えんならんわ、トレイルラン大会の準備はせんならんわ、実家の草刈りをせんならんわで忙しかったんや。」

※ 彼〈知人〉はスポーツが好きで、ボランティアで中学生にバレーボールを指導したり、11月に行われるトレイルラン大会の準備をしたりしています。
実家は車で1時間ほどの距離のところにあり、空き家状態です。
で、定期的に泊りがけで手入れに行っているようです。

〇〇さん、仕事もバリバリだったけど、辞めた後も積極的ですね。」

「ああ、体が動く限り、家族に迷惑かけん程度にしたいことをするつもりや。アンタもがんばっとるしな。」

3時間余り熱弁を振るって帰って行きました。

 

元気をもらった楽しいひと時でした。

… が、午前に伐採した杉の後処理が中途半端のままに … 。(右上写真)

続きは明日することに。

することがあるっていい

先日来の伐採杉を45㎝長に玉切りしたものです

台風14号が過ぎ去りました。

何とか事無きを得ました。

※ 再度、今回の台風で被害に遭われたみなさまには、一日も早く日常の生活に戻られることを願っています。

 

木立で先日来の伐採杉の後処理をしていると、知人が訪ねてきました。

「車があったんで寄ってみたんや。 … 今回の台風、思うとったより弱てよかったわ … 。」

※ 彼〈知人〉は30年ほど前まで同じ集落に住んでいたのですが、事情があって他集落に引っ越していきました。
実家は当時のまま残っていて、今回の台風の被害の有無を確かめに来たようでした。
彼も来年には満65歳〈私より1歳年下〉、40年余り勤めた会社を退職するとのこと。

 

「〇〇さん〈私のこと〉はええなあ。することがあって。 … オレ、あと半年もせんうちに退職やけど、その先のことは何も考えとらんのや。 … どうしようかのお … 。」

「ローンも払い終わって、子どもたちも一人立ちしとるんなら、お金の許す範囲内で好きなことをしてみたらどーや … 。」

「それが、何が好きなんかわからんのや … 。」

… 等々、あれこれ話して帰って行きました。

 

話は変わりますが、

今日は昨日と打って変わって涼しくなりました。

作業がとても捗りました。(右上写真)

ふと彼が言った

「 … ええなあ、することがあって。」

を思い出しました。