草むしりをしていると、知人が訪ねて来ました。
これまた昨日訪ねて来た知人同様、久しぶりでした。
「久しぶりです。前を通ったので寄らせてもらいました。」
「ああ、ちょうど草むしり止めようと思うとったところや。まあ、中へ入れや。」
「前を通ったって? 近くに何か用事でもあったんか。」
「ええ、この4月から高齢者体操教室の参加者の送迎バスを運転することになったんです。 … それで、順路を確認していたら、ちょうど〇〇さん〈私のこと〉の木立前に来たんで、寄らせてもらったというわけです。」
「そうか … 年金もらえる歳なのに … おまけに子どもも仕上がっとるのに、まだ働くんか … 。」
「ええ、〇〇さんのように木立の手入れが好きなら、そのようにするんですが、私にはどうも … 。」
「それでええんや。 … 自分のホントにしたいことをすればええんや … 。」
今日来た知人〈65歳〉は、アルバイト。
昨日来た知人〈67歳〉は、ボランティア。
そして、私〈66歳〉は、木立の手入れ。
かつては3人とも勤め人だったのに、定年後は見事に生き方が分かれてしまいましたな。
でも、これでいいんじゃないかな。
… 自分がホントにしたいことをすればええ …
夕日を見ながらそう思ったのでした。(右上写真)