〈午前〉10時頃でした。
草刈りの途中にひと休みしていると、集落の人がやって来ました。
「暑いのに精がでるのおー。こんな時間に仕事をしとるのはあんたぐらいや。〇〇〈近くにある農業法人のこと〉でさえ、暑い時間帯には外に出んようにしとるのに … 。」
「私も、あと少しだけして止めようと思っていたところです。 … で、どうなされましたか。」
「実はお盆に千日講〈集落の行事の一つ〉をするんやけど、真竹が2本いるんや。 … もらえんかのおー。」
「ああ、都合のいいときにいつでもどうぞ。私がいなくても持って行ってください。」
「ありがとう。そうさせてもろうわ。 … きょうび竹やぶはいっぱいあるけど、ほとんど孟宗竹や。 … たまに真竹があるけど、切り出すとなると、足の踏み場も無いほど荒れとって、おまけにマムシがおったりしてな … 。」
改めて木立の一角にある〈真竹の〉竹やぶを見てみました。(右上写真)
確かに足場がよく、マムシもいません。
木立前にトラックを止めれば、切った竹を〈緩やかな下り坂を〉40mほど引きずっただけで荷台に積めます。
以前にも真竹が欲しいと言って来た人が何人かいました。
そのわけが今日はっきりわかりました。
真竹はあるにはあるけど、いざ切り出して運ぶとなると、それが容易にできるような竹やぶが少ないということですな。