最低限の除草作業で維持できる木立に

2023 8.10 8:40AM 木立前で

木立をひと回りし、井戸水を汲み上げ終わると、もう9時近く。

ちょうど熱中症警戒アラートの放送が流れ出した。

木立前にただ立っているだけで汗が噴き出す有様。

暑さで頭が朦朧としているのか、木立の景色が静止画のように見える。(右写真)

近辺の田畑にはまったく人影はなく、セミの声をバックに時折車のエンジン音が聞こえるだけ。

午前の作業は打ち切り、昨夕穫ったミニトマト、ミョウガ、インゲン豆を親戚に持って行くことに。

 

車の温度計が35℃を表示。

まだ朝の9時なのに?

一瞬目を疑いましたが、親戚に着くまでその数字は変わりませんでした。
〈ただ立っていても汗が噴き出すのは無理ありませんな〉
〈作業を打ち切ったのは正解でした〉

着くと、親戚〈91歳〉は家の中で休んでいて、夏負けしている様子もなく安心しました。

「木立の手入れは進んどるか。 … ワシぐらいの歳になると手入れしよう思うても体が動かんのや。 … オマエの年齢ならまだ10年ほどは大丈夫や。それまでにあまり手間のかからんような木立に仕上げておくことやな … 。」

同感。

小1時間世間話をして帰って来ました。

 

あまり手間のかからんような木立とは?

伐採するものは伐採し、新たに植えるものは早く植えて木陰ができるようにし、最低限の除草作業で維持できるような木立にすることですな。

もっと早くすべきでした

出窓の出っ張りの角に立てた赤いコーン

昼寝のつもりが、1時間も … 。
〈夜暑いので、十分に寝てないんですな。〉

時計を見ると2時。

菜園に向かいました。

 

ゴールデンウィークに息子家族が帰省したときのことでした。

息子が菜園の物置横にある散水栓をひねって頭を上げたとき、物置の出窓の出っ張りの角に頭をぶつけ、幾針か縫うほどのケガをしました。

※ 物置は、20年余り前に父が業者さんに建ててもらいました。
しっかりした造りなのですが、散水栓が出窓の出っ張りの真下にあるのが気になっていました。
〈父が業者さんにそのようにするように頼んだのかな?〉
私も、耕運機に付着した泥を洗い落とすのに、その散水栓をよく使います。
息子同様のケガをしそうになったこともあり、何とかしなければと思っているうちに先に息子がケガをしてしまいました。
… 申し訳ない …

 

明日、息子家族が帰省するとのこと。

彼らは菜園に行くことも多々あり、再び同じ事故が起こるのではないかと防止策を講じました。

近くのホームセンターから、赤いコーンとゴムの重しを買ってきました。〈税込みで合わせて800円近く〉

物置に屋外用の椅子がありましたので、それを散水栓に被せるように置き、その上にコーンを乗せました。

コーンの先が出っ張りの角にピッタリ重なり、これで大丈夫かな。(右上写真)

 

もっと早くすべきでした。

いざ竹を切り出して運ぶとなると

木立の一角にある真竹の竹やぶ

〈午前〉10時頃でした。

草刈りの途中にひと休みしていると、集落の人がやって来ました。

「暑いのに精がでるのおー。こんな時間に仕事をしとるのはあんたぐらいや。〇〇〈近くにある農業法人のこと〉でさえ、暑い時間帯には外に出んようにしとるのに … 。」

「私も、あと少しだけして止めようと思っていたところです。 … で、どうなされましたか。」

「実はお盆に千日講〈集落の行事の一つ〉をするんやけど、真竹が2本いるんや。 … もらえんかのおー。」

「ああ、都合のいいときにいつでもどうぞ。私がいなくても持って行ってください。」

「ありがとう。そうさせてもろうわ。 … きょうび竹やぶはいっぱいあるけど、ほとんど孟宗竹や。 … たまに真竹があるけど、切り出すとなると、足の踏み場も無いほど荒れとって、おまけにマムシがおったりしてな … 。」

 

改めて木立の一角にある〈真竹の〉竹やぶを見てみました。(右上写真)

確かに足場がよく、マムシもいません。

木立前にトラックを止めれば、切った竹を〈緩やかな下り坂を〉40mほど引きずっただけで荷台に積めます。

 

以前にも真竹が欲しいと言って来た人が何人かいました。

そのわけが今日はっきりわかりました。

真竹はあるにはあるけど、いざ切り出して運ぶとなると、それが容易にできるような竹やぶが少ないということですな。

水やりをせっせとして孫を待つじいさん

今夏初めてのヒマワリ

昨日、今夏初めてのヒマワリが咲きました。(右写真)

全部で16本植わっていて、この調子でいけば、旧盆〈8.15〉あたりが真っ盛りになると予想されます。

帰省した孫たちが見ることもでき、まさにグッドタイミングです。

 

昨年までは、ヒマワリの種を5月中頃に植え、7月下旬が満開状態でした。

今年はもたもたしているうちに植えるのが遅れ、6月に入ってから種を植えました。

種植えが遅れた分、花が咲くのも遅れたのですが、かえってよかったと思っています。

 

孫たちも今や4歳7か月と2歳3か月。

花を見れば、それなりに何かを感じることができる年齢ではないでしょうか。

ましてや3m近くの高さに咲く鮮やかな黄色の大きな花 … 彼らが住んでいる都会のマンションでは、とうてい見られないものです。

 

「小さい頃、田舎に行ったら、じいさんがヒマワリを植えてて、見上げて見たもんだったなあ。なぜだか夏の青空の黄色い花がとても懐かしい … 。」

そんな思い出が彼らにできたらなあ、と思う次第です。

たまたま私が好きで植えているヒマワリ … それが彼らの豊かな情操を育むのに少しでも役立てば、望外の喜びです。

 

彼らが帰省するのは10日過ぎとか。
〈そのような情報は常に妻が〉

気の利いたことを言うこともすることもできない不器用なじいさんは、水やりをせっせとして孫たちを待つのでした。

シロツメクサとともに復活を待ち望む

灼けたシロツメクサ

朝、木立を歩いていると、久しぶりに隣家の主と顔を合わせました。

「久しぶりやのおー。」

「ああ、お久しぶりです。」

「あんまり暑いんで、外に出んようにしとるんや。」

「しかし、作物や花に水をやらなければならないでしょう。」

「朝の5時前に起きてやっとるんや。7時までに終わるようにして、あとは夕方まで家の中におるんや。 … そやけど、いつになったら雨が降ってくれるんやろか。台風6号がこっちに来るみたいに言うとるけど、来たら来たで、今度はいきなり大雨になったりして、 … 頃合いの天気てないもんかのおー … 。」

 

おっしゃる通り。

天気だけでなく、 ” 頃合い ” というのは、なかなかないもんですな。

かくいう私も、彼同様バテ気味。

木立を一回りしたあと、井戸水を汲み上げて野菜や花に水をやり終わると9時過ぎ。

昨日までならもうひと仕事できたのですが、今日はその時点で完全にダウン。

 

ダウンと言えば、薪棚前のシロツメクサもそうですな。

他の草の伸び具合を見るに、今頃は30㎝ほどの丈になって白い花を咲かせていなければならないのに、地肌が見えるくらいに無残にも灼けてしまっていますわ。(右上写真)

※ 一方、スベリヒユ〈前回のブログ記事で紹介〉は、乾いて熱いカチカチの地面をものともせずに伸び広がっています。

 

シロツメクサとともに復活を待ち望む次第です。