昨夕、父が、
「ファンヒーターがいよいよ壊れてしもうた。 … 灯油を満タンにしたばかりなのに … 。」
と。
で、午前中、自宅の車庫でその灯油を抜いていると、隣家の主からお茶飲みに誘われました。
一区切りついたところで、隣家の庭に行きました。
きれいに剪定された松や葉を落としてしまったソメイヨシノ等に囲まれた100坪ほどの掃き清められた芝の庭 … 。
風もなく、柔らかい日差しの中で小さな屋外テーブルを挟んで座り、コーヒーを飲みながら主に庭づくりについての話を聞きました。
彼は現在88歳で、若い頃より庭づくりにとても関心が高かったようです。
私に話すのもほとんどがそれで、それがまた、私が日々勤しんでいる木立の手入れにとても参考になるんですわ。
今日とくに印象に残ったのは、
「 … ここは、今やから松や桜に囲まれとるけど、60年ほど前に居を構えたときはただの地面で、1本も木がなかったんや。 … 当時は今みたいにエアコンもないし、暑い夏はホントにたいへんやった。とにかく早く木陰になる場所にして涼みたい、とどれだけ思ったことか … 。」
という話。
先日完成した休憩所のことが真っ先に浮かびました。
そう、木立の山桜の木の下に設けた休憩所のこと … 。
穏やかな初冬の日(右上写真)のいい話でした。