
9割方の本を並べ終えました。
「昨日は8割方までだったのに、ほとんど進んでいないではないか。」
と言われそうですが、そのわけを言います。
まず、連日の本運びと本並べで疲れてきたってこと。
もう一つは、『夏目漱石』『梶井基次郎』『獅子文六』の全集を並べ終わり、それらの背表紙を見ているうちに思い出に耽ってしまったことです。
※ 背表紙の文字がはっきりしませんが、右上写真にある本棚の最上段とその下の段に並べてあるのが、上記3著者の全集本です。
それらは、20年近く前の東京出張時に神田にある古本屋さんで買いました。
年配の店主に向かって
「 … 『夏目漱石』『梶井基次郎』『獅子文六』の全集を欲しいのですが、手頃なものがありますかね。」
と尋ねると、
「手頃とおっしゃいましたが、お客さんの目的が分かると、よりお奨めしやすくなるのですが … 。」
「これといった目的はとくにありません。 … 老眼のせいか、最近文庫本の小さい文字が読みづらく、それで文字の大きい全集本で読もうと思いまして。」
しばらくすると、店の奥の方から3著者の全集本を持って来ました。
古さは否めないものの、カバーが少々傷んでいるだけで中身はバッチリ。
値段も、〈田舎の自宅に〉送るための手続き、送り賃も含めて2万5千円ほどとのこと。
プロの店主に感謝ですな。
もちろん即決しました。