
友人が久しぶりに訪ねて来ました。
※ 5日前に帰省した旨連絡を受けていました。
昨年の元日の大地震で、彼〈友人〉の屋敷に建っていた蔵が大きく傾きました。
で、その建物の〈公費〉解体が来月〈5月〉下旬に決まったそうです。
が、解体前に蔵の中に入っている物を整理しなければならなく、そのために帰省したということです。
「どうや、だいぶ片付いたか?」
「まあ、ボチボチや。 … 今回で全部片付かんかったら、解体前にもう一回帰ってくるつもりやし、何とか間に合うと思うとる。 … そやけど、おまえんとこの木立も来るたんび〈度〉に整理されとるのお。わしも頑張らんと … 。」
彼が訪ねて来たのは〈午前〉10時過ぎ。
いつのもごとく、夕方近くまで取り留めのない話をしました。
彼は来月に、そして私は再来月に満69歳を迎えることもあり、最近の物忘れの多さに話が盛り上がりました。
最後は
「お互いに海馬〈かいば:脳の一部〉の機能が低下してきとるいうことや。新しい記憶は、まず海馬に保存されるんやけど、その海馬が衰えてきとるんやからしようがないわなあ … 。」
ということで話がまとまりました。
彼を見送った後、プレハブに戻ると、〈彼の〉ジャンパーが置き忘れてありました。(右上写真)
連絡をすると、すぐに戻って来ました。
海馬の機能の低下を再認識しましたわ。