
ブルーベリーの収穫をしていると、「おーい、おるんかー。」と大きな声が聞こえてきました。
私も大きな声で「こっちや。」と応えました。
※ 木立前とブルーベリーが植わっているところは80mほど離れており、ちょうどその間に竹やぶがあるので、木立前から直接ブルーベリーが植わっているところが見えないんですわ。
集落の同じ班の男でした。
「この蒸し暑いのにたいへんやのおー。 … 〈手に持っている袋(右上写真)を私に見せて〉これやけど、今度の〈神社の〉行事に出られんし、持って行って神主さんに渡してほしいんや。」
〈私は班長として参加予定〉
「きょう日は出すもん〈者〉があんまりおらんのに、わざわざありがとう。 … 間違いなく神主さんに渡すわ。」
「おれもいつまでこんなこと〈寄付〉ができるかわからんけど、できるうちはするつもりや。ほんなら頼むわ。」
※ 御神供米〈ごしんくまい〉:神様に捧げるお米 … かつてはお米を入れていたのですが、現在はほとんどがお金〈500円〉を入れて出しているようです。
彼は私より5つ年下。
60歳で定年退職し、しばらくアルバイトをしていたけど、年老いた親の世話のためにアルバイトを辞める。
楽な生活ではない。
にもかかわらず、御神供米を出す律義さ。
… できるうちはする … 同感ですな。