
明朝野焼きをするために木立に散乱していた枯草や枯枝などを搔き集めた。
いずれも乾き切り、シャリシャリとしていてとても軽い。
こんな経験は木立を所有するようになって初めて。
それだけ暑い日が続いているのだ。(右写真)
作業が終わったのは〈午前〉10時過ぎだったのだが、周りの田畑には平日にもかかわらず人影がまったくなかった。
〈本日も熱中症警戒アラートの放送が流れていました〉
ふと昨日のことを思い出した。
夕方、トマトを収穫しているときに集落の男が訪ねて来た。
〈かごに入っているトマトを見て〉
「ええトマトや。ひょっとしたら今だけしか穫れんかもしれんし、穫れるうちに穫っとけや … 。」
「そりゃ、どういう意味や。」
「何しろこの暑さや。下手するとずっと続くかもしれん。 … 30年ほど前〈1994年〉のあの暑かった夏とよう似とる感じがするんや。ため池の水も井戸水も涸れてしもうて〈前回のブログ記事参照〉、それで野菜もまともに収穫できんかった … 。」
「 … そういうことか … 。」
夕食後、妻がレジ袋に入った枯れ気味の貧弱なナスとキュウリを見せながら、
「あんまりに暑いので、ナスとキュウリの木が枯れてきたわ。今年はいったいいつまで収穫できるやら … 。」
と。
31年前の水涸れ再来か。
現実にならなければいいのだけれど。