でかいマッチ箱を配る時代もあった

懐かしいマッチ

菜園にある物置の後片付け第8日目。

 

半分は片付きました。

残るは、ほとんどが妻の物ばかり。

そうそう、後片付けをしていると、珍しい物が出てきました。

 

大きなマッチ箱ですわ。(右上写真)

高さ7㎝、横12㎝、側面は上底2㎝、下底4㎝の台形で、マッチを擦る箇所になっています。

中を開けると、まだ一度も使っていないらしく、100本ほどのマッチ棒が整然と並んでいました。

正面、裏面には地元に古くから伝わるお祭りの絵が描かれており、下の方に金融機関名が記されていました。

家族の誰かが預金などをした折にもらったんでしょうな。

 

懐かしく思うと同時に、失われた30年に入る前の頃〈1990年前後〉が瞼に浮かびました。

ちょうど冬のボーナスが出る今頃のことだったですな。

金融機関の人たちが、預金獲得のためにしょっちゅう職場に出入りしてました。

ティッシュをはじめ、タオル、洗剤、サランラップ、御祝箸、カレンダー … など、よくもらいました。

 

… それが、今では …

数年前の年末に金融機関に行ったとき、カレンダーが置いてないのでその旨窓口の行員に尋ねると、奥の方から一つだけ持って来てくれました。

※ かつては、カレンダーがいっぱい詰まった段ボール箱が置いてあり、取り放題だったのに … 。
ちなみに現在は百均で買っています。

 

でかいマッチ箱を配る時代もあったんですなあ。