人生の多感な時期は過ぎてしまいましたが

木立前 2020 12.15 3:30PM

雪がちらつく寒い日になりました。(右写真)

午後、久しぶりに知人が訪ねて来ました。

「寒てずっと家におったけど飽きたんで、しゃべりに来たわ。 … 入ってええか?」

「どうぞ。」

 

「あんたんとこ、子どもみんな、もう学校卒業しとるけど、けっこうお金かかったやろ。」

「それなりに。」

「実はわしんとこの子どものことやけど … 高校卒業した後、大学行きたいていうたらどうしよう … 。」

※ 彼〈知人〉には、まだ高校生の子ども〈息子さん〉がいます。

「行きたいって言ったら、行かせてあげればいいじゃないですか。」

「そやけど、お金がかかるしな … 。」

「〇〇さん〈知人〉のことだから、もうある程度の準備をなされていることと思います。
差し出がましいようですが、
… 息子さん以外に何にお金をかけるんですか。
… 息子さんはまだ若く、考えも柔軟で、彼なりの夢を抱いていることと思います。
… 同期では、彼のような若者たちがいっぱいいます。
… そのような若者たちが広範囲から集まって来て、人生の多感な時期に自由に考えたり行動したりする … 利害関係なしで … 。
悪くないことだと思うんですが。」

 

彼が帰った後、ふと思いました。

… 今の私は学生時代の延長線上にいるのではないかと。

… 人生の多感な時期はとっくに過ぎてしまいましたが。