” 体が動く限り木立の手入れをしていこう ” という明確な目標を持ちながら、5年前に定年退職しました。
が、その一方で、 ” ホントにやれるのかいな ” という不安もありました。
で、当時定年に関する本を手当たり次第に読みました。
それらの中で最も引かれたのは、【定年バカ】勢古浩爾著〈SB新書〉に書かれていた
… 定年退職者たちの「悩み」に「解決方法」などない。 … … 人に訊くほうも、人に答える人も、ほんとうは「解決方法」なんか知らないのである。結局、本人が自分で考えるしかない。 …
でした。
あれから5年間 … やはりそうなんだな、と思いながら日々を過ごしてきました。
先日本屋さんに行ったとき、【定年バカ】勢古浩爾著〈SB新書〉の続編(右上写真)があることを知り、購入しました。
印象に残ったくだりを紹介します。
… 定年後も老後も好き嫌いでいけばいい。ただ、お金のことだけは好き嫌いが通用しない。わたしはお金が好きだといっても、嫌いだといってもなんにもならない。あるかないか、足りるか足りないか、十分か不十分か、でしかない。それ以外のことなら、全部好き嫌いでいけばいい。お金に対する好き嫌いは意味がないが、お金の使い方には好き嫌いがある。 … P172~173
あとがきで、橘曙覧〈たちばなのあけみ:江戸後期1812〜1868の歌人,国学者〉の短歌がいくつか載せられていましたので、一つだけ紹介します。
… たのしみは艸〈くさ〉のいほりの筵〈むしろ〉敷きひとりこころを静めをるとき …
・艸〈くさ〉 … 草に同じ。
・いほり … 庵
【解釈】
… たのしみは、草の庵に粗末な筵〈むしろ〉を敷いて、ひとり誰にも邪魔されず心静かに休める時 …
ネット:『団塊世代の寝言』より
今日も降ったり止んだりの一日でした。
午前中はユーチューブでサスペンスドラマ2本を、
午後は上記の本を読みました。
今はサスペンスドラマにはまっていますが、いずれまた読書に戻っていきそうな気がしています。