久しぶりに理髪店に行きました。
主は?
店の横にある畑の手入れをしているではありませんか。
で、本を読みながら主を待とうと本棚に目をやると、TRIO〈トリオ〉のアンプがあることに気づきました。
主が戻ってきたので、そのことを尋ねると、
「ああ、これ〈TRIOのアンプ〉ですか。 … ずっと前から置いてありますよ。 … うーん、45年ほど前に買ったのかな。当時で10万円ほどしましたよ。 … まだ中学生だったけど、小学校のときから新聞配達をしていたので、それで蓄えたお金で買ったんですよ。」
とのこと。
「45年ほど前というと、 … 私もオーディオ機器をいくつか買いました。 … が、エントリー機〈当時は負けてもらって4万円弱〉にしか手が出ませんでしたよ。 … 10万円となると、さぞかしいい音が出るんでしょうな。」
その後、頭を刈ってもらっている間じゅう〈小1時間…お客は私1人〉、オーディオ談議に花が咲きました。
TRIOの高級アンプが醸し出すバラードが、店内にずっと流れていました。
楽しいひと時となりました。
45年ほど前に買ったレコードプレーヤー〈ソニー製〉がいまだに手元にあります。(右上写真)
故障していますが、なぜか捨てられず、プロジェクターの台として使っています。
修理して鳴るようにするにはだいぶかかるでしょうな。