今日(8月7日)は【立秋】の日です。
【立秋】という言葉は知っていました。
勤めていたとき、【立秋】を境に〈暑中〉と〈残暑〉を使い分けることも教えられました。
でも、【立秋】の日に秋を実感することはありませんでした。
退職して〈4月〉から西向きの窓辺(右上写真)の机で、夕暮れ時に一日を振り返る日誌を書いています。
そのとき、窓越しの木立の間に夕日を見ます。
6月下旬ごろと比べ、日没の時間が早くなりました。
「暗くなるのが早くなったな … 。 夏の盛りも終わりだな …。」とつくづく思います。
5日ほど前のことでした。
ドアを開けながら物置で作業をしていると、涼しい風が時折通り過ぎて行きました。
ふと … 秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる … の歌が思い出されました。
まだ気温は夏そのものですが、日没といい、時折通り過ぎる風といい、目に見えぬところで、秋が着々と近づいて来ているようです。
退職してから4カ月が過ぎ、【立秋】の日を迎えました。
季節の移ろいが感じられます。
… 日本や日本人は四季と切り離して考えることはできない … とよく言われます。
このことは、
… 季節の移ろいがわかると、日本や日本人についての理解が深まる …
と言い換えることもできるのではないでしょうか。
退職後の楽しみがまた一つ増えました。