午後、木立前で薪割りをしていると、隣集落の知人がやって来ました。
「おじゃまします。 … 散歩のついでに寄りました。」
「あっ、〇〇さん〈知人のこと〉でしたか。 … 定年退職してやがて1年 … 新しい生活に慣れましたか … 。」
「おかげさまで。思うような農業ができて満足しています。 … … … 」
と今年の米作りの抱負も交えながら10分ほど語って帰って行きました。
彼〈知人〉は、大型の機械が入らないような狭い田んぼ、つまり手間暇のかかるような田んぼを選んで米作りをしています。
… 耕作放棄地をなくしたい … という彼なりの農業への強い思いがあるようです。
彼が帰ってしばらくすると、集落の御老体がやって来ました。
「アンタ、薪割機があるのに何で斧で割っとるんや。」(右上写真)
「ああ、今回は割る量が少ないので斧を使っているんです。 … 薪割機は重いんで出し入れにひと苦労です。で、割る量の多いときに薪割機を使うようにしています。」
「そうやったんか。 … そやけど、斧で割るのもええわ。体が強〈く〉なって … 。」
と笑いながら帰って行きました。
春の陽気のせいでしょうか。
今日訪ねて来たお二人とも、何だかうれしそうでした。
私もうれしくなりました。
午後いっぱい体を動かしたことも手伝い、気分爽快です。
いよいよ野外作業の季節到来ですな。