親戚が訪ねて来た。
隣県の町中に住んでいる男である。
7月に66歳6か月で仕事を辞め、今やフリーの身である。
※ 彼は満60歳で定年退職し、その後、同じ会社に6年6か月勤めていたが、体力に自信がなくなってきたので辞めたとのこと。
希望すればまだまだ勤められたらしい。
「お疲れさん。長い間よう働いたのおー。 … 仕事を辞めて3か月近く経つけど、毎日何して過ごしとるんや。」
「この時期は、屋敷と畑の除草をしとるだけで、一日が過ぎていくわ。 … すぐ近くに孫が2人おって世話をせんならんときもあるし、けっこう忙しいんや … 。」
「そうか、そりゃーたいへんや。 … わしゃ、また、暇を持て余しとるかと心配しとったんや。」
「今んとこは、そんなことはないわ。」
… … …
と、お互いの近況を1時間半ほど話しました。
【帰り際】
「わし、ずっと気になっとったんやけど、ここに転がっとるサツマイモ(右上写真)はどうしたんや?」
「ああ、それは1週間ほど前に収穫したんやけど、自宅に干す場所がないんで、そこに新聞紙を敷いて並べたんや。 … 欲しいだけ持って行けや …。」
10個ほどのサツマイモと50個ほどの栗〈今朝拾いました〉を持って、嬉しそうに帰って行きました。
… 長い間、ホントにお疲れさん。あとは、やりたいことを思いっ切りやればいい。 …