
半年ぶりに知人が訪ねて来た。
「あんたんとこの前を通ったんで寄ってみたわ。」
「大歓迎です。お入りください。」
彼〈知人〉は1歳年上の古稀。
近況を話していると、
「 … この前のことやけど、近所の人が畑を買うてくれんかというて来たんや。その畑はわしんとこの畑のちょうど隣にあるんやわ。 … で、わけを聞くと、歳とって畑ができんのになってきたいうことや。後継ぎも戻って来なく、いずれは草ぼうぼうになって周りに迷惑をかける言うとった … 。」
と言い出した。
「で、どう返答されたんですか?」
「しばらく考えさせてくれ言うたんやわ。 … あんたならどうする?」
〈窓外の木立に目をやり〉
「ご覧の通り、木立〈5,000㎡〉で手いっぱいで、これ以上土地があっても使いようがないのでお断りします。 … 〇〇さん〈知人の名前〉の現況はわからないので、何とも言えないのですが … 。」
「そうやろな。 … … いいアドバイスをありがとう … 。」
彼を木立前で見送ったのは4時半頃。
小雨模様のせいか辺りはすでに薄暗かった。(右上写真)
彼岸を過ぎてもう2週間以上経ってますからな。
実は、先日「100㎡ほどの土地をタダでどうか」という話が私にあった。
いらない旨丁重にお伝えした。
土地は所有するより使用することが大事ですからな。