被害が最小限に抑えられることを願う

薪割りを終えました

薪棚前に積み上げてあった丸太をすべて割り終えました。(右写真)

※ 積み上げてあった丸太については、前々回のブログ記事掲載の写真をご覧ください。

 

で、ひと休みしていると、集落の人がやって来ました。

彼〈集落の人〉

「アンタ、朝早うから火燃やして〈野外焼却して〉、そして、薪割りもして忙しいのお。 ホントにお疲れさんや … 。」

「朝早うから火燃やしとるの、わかりましたか。」

「そりゃー、朝の暗いうちから燃やしとりゃー、わかるわ。ワシのウチからアンタんとこ〈の木立〉丸見えや。」

「そうでしたか。 … この冬の猛吹雪で杉の枝葉がたくさん落ちて処分に困っているんです。 … それで、風の無い日の早朝にと。 … 栃木県の山火事のこともありますし、気を付けてはいるんですが … 。」

「そりゃー、アンタだけやなーてみんなそうしとるんや〈気を付けて燃やしとるんや〉。 … そうせんと、年々枯れた枝や葉っぱが積み重なっていくわ。 …  栃木県の山火事収まる気配ないみたいやけど、溜った枝葉が原因みたいな気もするわ … 。」

 

栃木県の山火事ですが、

〈2月25日の〉午後3時のラジオニュースでは、80ha近くの山林が燃え、まだ鎮火していないとのことです。

消火に難航している原因は何でしょうか。

とにかく被害が最小限に抑えられることを願っている次第です。

寒いとは言ってられませんな

木立前から東の山を望む 2021 2.24 6:57AM

今朝自宅を出るとき、車の温度計は、-1℃を表示していました。

プレハブに着くとほとんど風が無いように感じました。

が、念のためにパソコンで天気予報を確認しました。

日本気象協会の予報とyahoo天気の予報の二つを見ました。

どちらもほぼ同じで、理想の風向き、そして、微風でした。

… 焼却することに …

 

昨日拾い集めておいた杉の枝葉をフレコンバックから出し、焼却場に積み上げました。
〈焚付けです〉

着火しました。

煙がほぼ真っ直ぐに上ることで、風が弱いことを実際に確認しました。

一挙に燃やすと炎が大きくなって危険ですので、順次竹や木屑などを燃やしていきました。

1時間ほどで終わりました。
〈それ以上燃やすと、帰宅時になっても燃え残りますので〉

ちょうど東の空から日が昇ってきました。(右上写真)

 

焼却後、火の様子を見守りながら薪割りをしました。

〈午前〉11時頃親戚がやって来ました。

焼却場の煙を見て、

「今朝燃やしたんか。 … 雪がちらついてえらい寒かったやろ。 … 真似できんわ。」

 

真似も何もありません。

木立をお金をかけないで維持するには、条件が揃えばやるしかないのです。

ところで明朝は-4℃とか … 。

予報では、風力、風向ともに焼却日和のようです。

木立に散乱する杉の枝葉 … 寒いとは言ってられませんな。

体力の衰えを作業の段取りでカバーする

薪棚の前に丸太を積み上げました

薪割りをするために薪棚の前に丸太を積み上げました。(右写真)

かなりの量ですが、天気がよければ明日と明後日の2日間で全部割れるかな、と思っています。
〈電動薪割機使用〉

予定通りに進めば、明々後日の午前中に薪棚に積み終えることができます。

あとは乾かすだけ。

※ 今秋には薪として十分に使えます。
右上写真の丸太の量で、私の1年間の薪消費量の半分といったところでしょうか。
7月に入るまでに、親戚の分〈薪風呂用〉も含め、あと数回薪割りをする予定でいます。

 

【かつては】

勝手がわからず、よほど太いもの以外は、90㎝長に切った丸太を運んだり積み上げたりしていました。

そして、薪割りをする段に半分の45㎝長に再度切り分けていました。

今思うと、二度手間以外の何ものでもありませんな。
〈現在は、伐採した時点ですべて45㎝長に切っています。〉

90㎝の丸太は重いので、一輪車で運ぶときタイヤが地面にはまったことがよくありました。

また、無理をして積み上げ、肩を痛めたこともありました。

今のように大きな薪棚もなく、入り切れない薪は、その都度仮の薪棚をつくって積み上げていました。

同じ薪づくりをするにしても、現在の倍以上の時間がかかっていました。

 

経験を重ねて要領がよくなったかな。

老化とともに衰える体力 … 作業の段どりでカバーしていかないと。

長かった冬ごもりもいよいよ終わりかな

レーキで10掻きほどするだけで、フレコンバックから溢れ出んばかりの量に … 。

先日までの積雪が嘘のようです。

連日の暖かい南風と早春の陽光のせいでしょうか、

木立に散乱していた杉の枝葉が、いっぺんに乾きました。

で、焼却するためにそれらを掻き集めました。

レーキで10掻きほどするだけで、フレコンバックから溢れ出んばかりの量に … 。(右上写真)
〈フレコンバックの大きさ … 径55㎝,高さ70㎝〉

 

散乱しているというより、降り積もったといった方が正確かも … 。

今冬の猛吹雪の凄まじさを改めて知りました。

1回の焼却で燃やせる量は、〈フレコンバック〉12~13杯分です。
〈それ以上燃やすと夜中まで燃え続けますので〉

ざっと見て、木立にあるもの全部を処理するには、10回ほど焼却しなければならないようです。

3月下旬になると空気も乾燥してくるので、できればそれまでに焼却を終えたいと思っています。

※ 杉の枝葉を放置しておくと除草の妨げになります。
〈これから除草のシーズンですね〉
また、延焼のおそれもあります。

 

今日は、杉の枝葉集めのほか、薪にするための丸太運びと〈出なくなった〉ヒラタケの原木処理もしました。

久々に長時間木立の中で作業をしました。

天気予報では、雨マークや雪マークもほとんど見られなくなりました。

長かった冬ごもりもいよいよ終わりのようです。

【人間この未知なるもの】カレル著 を読む

【人間この未知なるもの】アレキシス・カレル著/渡部昇一訳:三笠書房

【人間この未知なるもの】アレキシス・カレル著/渡部昇一訳:三笠書房(右写真)を読み、印象に残ったくだりを紹介します。

… 年をとるにつれ、顔には一層全体的人間としての感情や欲求や抱負が豊かに現れてくる。青年の美しさは、生まれつき調和のとれた顔立ちによるものである。年をとった人の美しさは、その精神からくるものであり、きわめて稀である。 … P95

… 交感神経は、原始時代の危険や荒々しさに対しては、十分に器官を防衛していた。しかしそれは、現代生活の絶え間ない衝撃に対抗できるほど強くできてはいない。 … P132

… デカルトはこの抽象概念を実際のものと信じ、肉体と精神を異質のもの、二つの異なったものと考えた。そこに彼の誤りがあった。人間に関する人間の知識の歴史全体を通じて、この二元論は重くのしかかっている。これが精神と肉体の関係について、誤った問題を提起しているからである。 … P146~147

… 美的活動には美を創り出すことと、美について深く熟考することとがある。その活動には、まったく打算的な考えは含まれていない。創造の喜びに浸ると、意識は自分を離れて他のものに吸収される。
… P161

と、大半は肯ける内容なのです

… が、

… 正直で頭がよくて、よく働く人でも、生涯運が悪かったり、事業に失敗したり、一生低い地位でうだつが上がらなかった人の息子たちは、高い潜在能力を持つことが稀である。 … P320

のように突き放した物言いをしている箇所も散見されます。

【人間この未知なるもの】が初めて出版されたのは、1935年〈昭和10年〉。

当時は、 ” 優生学 ” の考えが、今と比べて色濃くあったとのこと。

時代のせいもあるのでしょうか。

※ アレキシス・カレル〈1873~1944〉
フランスの外科医・解剖学者・生物学者
1912年にノーベル生理学・医学賞受賞