久しぶりに井戸水を汲み上げて思う

ひと月半ぶりに井戸水を汲み上げました

久しぶりに井戸水を汲み上げました。(右写真)

※ 木立には水道はありません。
草花に撒く水は、井戸水を汲み上げて使っています。
電気式の水中ポンプを井戸に入れて水を汲み上げ、それを給水タンク〈200ℓ〉とたらい〈100ℓ〉に溜めておきます。
そして、その溜めた水をじょうろに小分けして野菜や花に撒いています。
一度汲み上げると〈計300ℓ〉、1週間ほど持ちます。

 

日誌では、前回汲み上げたのは6月29日。

今日は8月17日。

ひと月半以上も汲み上げていなかったことになります。

汲み上げる必要がなかったとも言えます。

7月に入ってから8月中頃まで雨の日が多く、水やりをする必要がなかったからです。

 

今夏の雨は、「一々井戸水を汲み上げなくていい」というふうに、たまたま私に楽をさせてくれました … … 。

が、周りには、
「作物が長雨でダメになってしもうた」と嘆くお百姓さん、
「雨で仕事がはかどらんのや」と困っている建設業に携わる方 … 、
などがいらっしゃいます。

全国に目をやると、
家が水浸しになったり、流されたりした方、
そして、命を落とされた方もいらっしゃいます。

今夏の長雨及び大雨で、
お亡くなりになった方 … 心よりご冥福を祈っております。
災害に遭われた方 … 一日も早く以前の生活に戻られることを願っております。

【未来者たちに:高橋睦郎著】を読んで

【未来者たちに】高橋睦郎著:みすず書房

【未来者たちに】高橋睦郎著:みすず書房(右写真)を読んで、印象に残ったくだりを紹介します。

… なぜ風景を捨てたのかといえば、風景はそのままではお金にならず、腹の足しにならないからだろう。お金になり、腹の足しになるもののことを資源という。その意味では風景は資源ではない。しかし、長い目で見れば風景は直接的資源以上の資源なのではないか。自然への感受性を育て、他者への親和力を哺〈はぐく〉むからである。 … P25

… 人に負けまいとして他に抜きん出ても、そこに本当の喜びはない。勉強にしても、仕事にしても、そのことじたいが好きで打ちこめたら、他に勝ろうと劣ろうと、それこそが倖せではないだろうか。
… P49

… 宗教の中の神道の独自性は一木一草、風や水や岩にまで霊的なものの存在を実感することで、これは他のどんな宗教よりも人間の原感覚に沿っている、と思われる。 … P69

… 努力し努力し続けた結果が充実した老いをもたらしたのであって、努力しなかった人が急に充実した老いに至ることはありえない。
では熱中を知らず努力しないまま老いを迎えた人はどうすればいいのか。その時点から熱中することを見つけ、生きる努力を始めることだ。人生は死に至るまで努力するに値するし努力することでさらに価値あるものになることを、先人たちは教えてくれている。 … P105

これでいいじゃないですか

窓外のヒマワリ

8月15日は、地獄の閻魔様も休む日だとか。

草を刈っている人もトラクターを動かしている人もなし。

蝉と小鳥の鳴き声だけが … 。

ユーチューブに飽きて本を読んでいると、知人が訪ねて来ました。

※ 彼〈知人〉は、私より1歳年上です。
定年後1年間ほど雇用延長していましたが、体調がすぐれなくてやめました。
それ以後、勤めをせず、屋敷の手入れや野菜づくりに専念しています。

久しぶりやな。調子はどうや。 … わしもいよいよ年金が満額あたるようになったわ。 … あんたも来年からやな。 … 定年まで勤めてよかったわ。 … … まあ、今思うと、勤めたというより勤めさせてもろうたという感じやな。 … 上司、同僚、お客さんに恵まれ、そして、家族に支えられて、 … ほんとにみんなのおかげや。感謝しとるわ。」

「まったくいっしょですよ。」

「満額ていうてもたいしたことないけど、ぜいたくせんと〈しないで〉、細々と何とか暮らしていくわ。」

「みんないっしょですよ。 … 今みたいに、うだるような夏の暑い日に、昼間から、冷房の効いたとこ〈ところ〉で、お茶を飲んで、花(右上写真)を眺めながら、好き勝手に話ができる … これでいいじゃないですか。」

… 等々、あれこれ2時間ほど話したでしょうか、

65歳になった男と65歳になりつつある男の旧盆のひと時でした。

草刈りも奥が深いですな

刈った草が用水路に落ちてしまいました〈真ん中…用水路  右側…コンクリートの木立の土留め  左側…公道脇の斜面〉

集落では、私有地に面した公道脇の草は、その私有地の所有者が刈ることになっています。

で、今日は、傾斜角約45°、幅1mほど、長さ30m余りの公道脇の斜面の草を刈りました。(右写真)

ここは、私が日頃草刈りをしている中で、二番目に刈りにくい場所です。
〈ちなみに一番刈りにくい場所は、集落から依頼されている田んぼの畔です。〉

 

傾斜のきつい斜面なので足の置き場がないのです。

といって、公道に足を置いて刈ろうにも、斜面の幅が広いので、草刈機の先が十分に届きません。

結局、用水路(右写真)に入って草を刈ることに。
〈流水量の少ない日にしています〉

草刈機を肩に担ぎ、用水路を歩きながら、用水路の縁から公道脇に ” 草をすくい上げるようにして ” 刈っているのですが … 、

それが思うようにいかないのです。

1/3ほどが用水路に落ちてしまうのです。(右上写真)

たくさんの草が落ちると、用水路は詰まってしまいます。

で、今日も草刈りが終わった後、用水路に落ちた草をレーキで拾い上げました。

※ 集落では、うまくすくい上げながら草刈りをする人が何人もいます。

 

退職後の主な活動の一つに草刈りがあります。

が、いまだになかなか上達しません。

草刈りも奥が深いですな。

昆虫や草花の採集ができる楽しい木立に

木立前で 2020 8.13

午前10時頃でした。

息子夫婦が、別れのあいさつにプレハブにやって来ました。

道路が混まないうちに都会に戻るとのことです。

※ 息子が勤めている会社では、コロナが流行ってからリモートワークが多くなったそうです。
で、今夏は、例年より早めに帰省し、田舎でパソコンを使って会社の仕事をしていました。
結局
2週間近く田舎にいたでしょうか。
夫婦共々〈夫婦は同郷です〉友人たちと会うことができて満足したのか、お盆休み中にもかかわらず、今日戻ることにしたようです。

 

帰り際、車のチャイルドシートに座っていた孫〈1歳7か月〉とタッチをしました。
〈この時期ってタッチが好きなようですね〉

満面の笑みでした。

焼肉屋や寿司屋では、一時も目が離せないほどチョコチョコとけっこう素早く、そして危なっかしく歩き〈走り?〉回っていました。

まだうまくしゃべれませんが、こちらの言っていることはある程度わかるようです。

” touch  your nose ” と言ったとき、自分の鼻を指で触ったのには驚きました。
〈都会では幼い頃から英語に触れさせているようです〉

健やかに成長することを願わずにはいられません。

 

息子夫婦と孫を木立前(右上写真)で見送った後、

… 親子で昆虫や草花の採集ができる楽しい木立 …

もいいかな、と思いました。

また、目標が一つ増えました。